1億円貯めて、会社を辞めました。

【毎日極楽】いかにして1億円を貯金し、60歳からの早期リタイアの日々を幸せに過ごしているか

『DIE WITH ZERO -人生が豊かになりすぎる究極のルール-』は、現実的ではなかった

 半年ほど前に、『DIE WITH ZERO -人生が豊かになりすぎる究極のルール-』という本を、紹介した。

chotiku.hatenablog.com


 「財産を残さず、死ぬまでに使いきろう」という内容だと言うことで、どうやってそれを実現するのかと興味があった。やっと読むことができたので、その感想を。

www.diamond.co.jp


 一言で言えば、「世の中には、60歳を過ぎて老年に差し掛かっても、貯金を減らすどころか、投資や事業によって財産を増やし、有り余る財産を、死ぬまでに使いきれずに残す人が多い。もっと若い頃から、賢く使おう」という内容だった。

 

 確かに、有り余る財産を持っていて、老後の資金に不安のない人には、有効なアドバイスかもしれない。何しろ、著者は投資家で、この先、全くお金の心配をしなくてもいい身分だそうである。

 だが、定年後に、急激に収入が減ることが避けられず、なけなしの貯金と少ない年金で、いかに老後を暮らすかを考えなければならない日本の大多数のサラリーマンには、縁のない本であるとしか、言いようがない。

 

 また、本の中では、「死んでから財産を残そうとしても、子供たちはもう年を取っていて、一番お金の必要な時を過ぎている。もっと早目に贈与しておくように」と伝えている。

 だが、世の中には、子供に家を生前贈与したら、家を追い出されたなどという事例もある。実の子供は、そこまで無情でなくても、その子供が、自分より先に死んでしまったら、どうなるだろう。子供の死後、家を相続したその配偶者は、血の繋がっていない義親に、どこまで配慮してくれるものだろうか。

 それを考えると、財産は容易く人には与えず、死ぬまでしっかり握っておくのが、お互いのためだと思う。

 

 

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