日本眼科学会が、下のような声明を出している。
要は、眼鏡を作るときは、眼鏡店で検査をするのではなく、眼科医に検査をしてもらえというものだ。
確かに、病気を見逃す恐れはあるから、眼鏡店の検査を妄信することは、避けた方がいいのは、言うまでもない。
だが、眼科医に検査をしてもらって、その処方箋を持って眼鏡店に行くと、どうなるか。
『処方箋通りの眼鏡しか、作ってもらえない』のである。
実際に、店で眼鏡をかけてみると、「もう少し度を弱くしたい」とか、色々とあるだろう。
だとしても、変更することができないのだ。
要は、眼鏡店は処方箋を受け取ってしまうと、薬局の薬剤師のような立場になってしまい、自分で薬を調合することができないのである。
また、最近の眼鏡店では、レンズを作ってみて、どうしても見え方が良くない場合、半年間は無料で度数を変更してくれるといったサービスもあるが、それもしてもらえない。
加えて、眼科医は、正常な人の視力を測定するのが専門ではなく、視力がおかしい人の病気を見つけるのが仕事である。
だから、測定の機械が、やたら古かったりするし、毎日、視力を測るのを専門的にやっている眼鏡店の店員に比べ、検査の腕も劣ることがままある。
目に異常を感じるとか、そういった場合を除き、眼科医で眼鏡の処方箋を作ってもらうのは、避けるべきであろう。
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