1億円貯めて、会社を辞めました。

【毎日極楽】いかにして1億円を貯金し、60歳からの早期リタイアの日々を幸せに過ごしているか

いかにして、趣味を充実させ、老後の人生を豊かなものにするか(後編)

chotiku.hatenablog.com

 

 前回の記事では、老後の人生を充実したものにするには、趣味を持つ必要があり、さらには、同好の士を作るのが続けるコツであるが、同好の士は、自分以外、即ち外部の要因であるため、相手の都合などで、その関係が変化してしまうこともあるという話をした。

 

 その不安容易要因を解消するには、趣味に対する自分のスタンスを、少し工夫する必要がある。

 それは、単一の趣味だけを、淡々と続けるのではなく、そこに関連した分野に関して好奇心を持ち、触手を伸ばすことだ。

 

 仕事を持っていたときは、ゴルフをして、シャワーを浴びて、クラブハウスでビールを飲んで終わりでよかった。

 釣りであれば、釣った魚を妻に任せて、捌いて貰い、ご近所にお裾分けすればよかった。

 だが、定年後は、そうはいかない。プレイして終わりでは、どうしても飽きてしまうのだ。

 

 例えば、釣りであれば、ただ釣るだけではなく、自分で捌いてみることも、その一つだろう。

 そこから、他の料理にも関心が向けば、妻の覚えもよくなるに違いない。

 或いは、釣った魚の生態や分類を調べたり、さらには、海流や気象について学んだりなど、「魚を釣る」という行為の周囲には、様々な未知の領域が広がっている。

 もしかすると、自分で飼ってみたくなるかもしれない。

 あなたの世界を、飛躍的に広げることができる上に、魚釣りという本来の趣味も、より面白さが深まる筈である。

 ゴルフでも、上手になるためのトレーニングとして、何が必要かを考察することにより、筋トレや呼吸法などに興味を向ければ、健康への相乗効果も期待できる。

 或いは、人によっては、ゴルフが発祥したイギリスの歴史やファッションに、興味を持つかもしれない。

 漠然と英会話を習うのは、容易なことではないが、海外ツアーに行って、一流選手を生で見たいという目標があれば、それに向かって努力することができる。

 聖地に行きたいと、日本語を勉強して来日するアニメのファンや、韓国語を勉強して韓国ツアーに出かける日本女性たちが、いい例である。

 

 これは、大前研一氏が説く、「20の趣味を持て」というのとは、全く違っている。

 あまり関心のないことを、無理に趣味にしようとしても、触手が動かないし、続かない。

 氏は、まだ働いているから、どんなことでも気晴らしになるかもしれないが、年を取ると、なかなかジャンルの違うことに、手は出せないのである。

 定年後は、時間が有り余っているように思われるかもしれないが、逆に、残された時間を考えてしまうと、なかなか、「何でもやってみよう」とは、思わなくなる。

 興味のあることの、少し隣を狙うことにより、互いの関連性が呼び水になって、いろんなことに手をだせるようになるのだ。

 

 趣味を、単なる金遣いの荒い遊びでしかないと考えるのではなく、後半生を懸けて打ち込むチャレンジであると考えることで、その後の人生の充実度は、大きく変わってくるだろう。

 

 

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