下の調査によると、男がやっている(と主張する)家事は、次の通りだそうです。
1位:ゴミ出し
2位:(手で)食器を洗う
3位:浴室の掃除
それ以下:トイレの掃除、洗濯、部屋の掃除
https://www.planet-van.co.jp/pdf/fromplanet/fromplanet_111.pdf
堂々の1位が、ゴミ出しです。
家事を分担していると言う男性に聞くと、大抵はこれが出るようです。
OL進化論にも、男のゴミ出しの話が、ふんだんに掲載されています。
34巻85頁では、夫が姑に、「共働きだから家事を分担しろと言われて、ゴミ出ししてるんだ」と電話しており、妻が腹を立てます。
kc.kodansha.co.jp 35巻14頁では、何もしない夫に家事の分担を頼んだら、「ゴミ出しくらいならするよ」という答が返ってきます。
kds-t.jp 35巻100頁では、夫にゴミ出しさせたくないという妻の理由が、「それだけで家事分担しているような顔をされて、ムカつくから」というものです。
kc.kodansha.co.jp これらに共通するのは、夫はゴミ出しをして家事を分担している気になっているが、それだけでは、とてもやっているとは言えないということです。
そもそも、夫たちのやっているゴミ出しというのは、会社に行くついでに、ゴミ袋をゴミ置き場に出すだけです。
そんなもので、家事を分担していると自慢されたら、私でも怒りたくなります。
ゴミ出しの、他に何があるのだという方は、「ミステリと言う勿れ」というマンガの1巻、24~25頁を、読んでみて下さい。
manga.line.me 「ゴミ捨てをして妻を手伝っている」と自慢する刑事に、主人公が、「ゴミ捨てというのは、家じゅうのゴミを集めるところから始まり、分別し、袋を取り替えて……」と説明します。
ちなみにこのマンガ、主人公の青年が、ちょっとこれまでは気づかなかった鋭い突っ込みをしてくれて、目から鱗のところがあります。
特に1巻は、斬新でした。
一方では、説教臭いとか、女の立場ばかり援護しているとか、批判的なレビューもあるようです。
ただ、腹を立てること自体、自分たちが、いかに日本の男の論理だけで構成された社会に棲んでいるかということに、気づいていない証拠だと思うのです。