何度も書いているが、お金を貯めるための絶対確実な方法というのは、それほど難しいものではない。
1)収入から、定期的に天引きで預金をすること。
2)預金したお金を、使わないこと。
これだけである。
これさえ守れば、天引きの分だけ、確実にお金は貯まる。
例えば、新卒で就職して65歳までに1千万円を貯めるためには、どうすればいいか。
43年間、毎月2万円を貯め続ければ、それだけで、2x12x43=1,032万円を貯めることができるのである。
もっと貯めたければ、天引き額を増やせばよい。
毎月4万円なら、2,064万円である。
とはいえ、新卒で毎月4万円を貯めるのは、かなり難しい。
そこで、新卒の年は、毎月1万円を天引きし、この天引額を少しずつ増やしていくという手を取る。
例1に、毎年5千円ずつ、毎月の天引き額を増やした場合の例を示す。
A列は年齢、B列は毎月の天引き額、C列は年間の天引き額、D列は貯金の累計である。
60歳から65歳は収入が減ることを考え、天引き額を5万円に減らすとしても、65歳で退職するときには、5,200万円が貯まっていることになる。
ただ現実には、60歳で、毎月20万円を天引きするのは、難しいかもしれない。
なので、例2のように、最初の10年は毎月5千円を増やし、40歳以降は、毎月10万円をキープするという手もある。
これなら、65歳での貯金額は、4千万円ほどになる。
或いは、例3のように、毎月2千5百円ずつ増やしていくという手もある。
これでも、65歳での貯金額は、3千万円近くなる。
これに退職金を合わせれば、老後資金としては、かなり余裕ができる筈だ。
繰り返すが、少しずつであっても、「必ず天引きする」ことと、「そのお金を使わない」ことが重要だ。
(明日に続く)
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