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【毎日極楽】いかにして1億円を貯金し、60歳からの早期リタイアの日々を幸せに過ごしているか

野球でも政治の世界でも、忖度が支配するニッポン

 ちなみに、王氏の国籍は、中華民国であって、日本ではない。

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 さて、若菜氏が指示をしたミーティングには、ダイエーの監督である王氏は、出席していなかったらしい。
 もちろん、王氏は「敬遠しろ」とは、若菜氏に命じてはいないだろう。
 若菜氏も、ダイレクトに「敬遠しろ」とは、言ってはおらず、「積極的になるな」という、曖昧な言い回しをしている。
「言わなくても、わかっているよな」という、意図が窺われる。


 これこそ、日本の美しい伝統、「忖度」である。
 若菜氏が、王氏の意向を「忖度」し、バッテリーは、若菜氏の意向を「忖度」した形になる。

 誰も、「敬遠しろ」と、直接は指示していないのだから、法律では罪に問われることはない(但し、暴力団を除く)。


 安倍首相の意志を忖度し、言われる前に動いた、官僚や子分の政治家が、罪に問われないのと、同じである。
 とはいえ、スポーツの世界ではさすがに問題になり、コミッショナーからも注意を受け、若菜氏は、この件の責任を取って、ダイエーコーチを退任した。
 勿論、王氏には何のお咎めもない。

 

 さて、「忖度親分」安倍氏国葬を前に、半旗掲揚をするかどうか、迷っている自治体が増えているらしい。
 国から、表立って命令することはできないが、「政権の意図を察しろ」という、無言の圧力がかかっているのは、確かである。
 言うなれば、政権に対する忠誠度の、踏み絵を迫られていることになる。


 今後も、自民党の「忖度」政治が続くのか、それとも、旧統一教会事件で晩節を汚した安倍氏から、離れようとする自浄作用が働くのか、注目ではある。

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