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W杯カタール大会で、日本のグループステージ敗退が決定的な、2つの理由

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 サッカーのワールドカップカタール大会の、グループステージ(1次リーグ)の組み合わせが決定しました。
 日本は、スペインとドイツという、欧州の強豪国と同じグループに入ってしまったため、予想では、グループステージの突破は、難しいとされています。

www.jfa.jp

 何とか、奇跡を起こしてほしいところですが、やはり、現実的には難しいと思います。
 組み合わせが悪いことに加えて、今回は「グループステージ敗退の番」だからです。


 日本が初出場したフランス大会から、前回のロシア大会までの成績は、次の通りです。
 1998(フランス):グループステージ敗退
 2002(日韓):決勝トーナメント進出(1回戦敗退)
 2006(ドイツ):グループステージ敗退
 2010(南ア):決勝トーナメント進出(1回戦敗退)
 2014(ブラジル):グループステージ敗退
 2018(ロシア):決勝トーナメント進出(1回戦敗退)


 見事なほど、1回おきに、グループステージ敗退と決勝トーナメント進出を繰り返しています。
 この順番と組み合わせからして、今回は、グループステージ敗退の公算が、かなり強いでしょう。

 

 もちろん、個人的にはグループステージを突破し、決勝トーナメントでも初勝利をあげて、悲願のベスト8入りを期待していますが……。

 

 ちなみに、日本は、初出場のフランス大会から、7大会連続のワールドカップ出場となり、アジアの盟主としての地位を確保したかのように思われがちですが、実はそうではありません。


 現在のアジアの出場枠は、開催国のカタールを除いて4.5ヵ国、合計5.5ヵ国であるのに対し、ドーハの悲劇で出場を逃したアメリカ大会(1994)では、わずか2ヵ国でした。
 今回の最終予選では、8ヵ国を2グループに分け、その上位2ヵ国ずつが出場を勝ち取っていますが、日本は一方のグループで、サウジアラビアに次いで、2位となっています。
 即ち、全体では3位か4位に過ぎず、アジア枠が2ヵ国であったなら、出場できなかったのです。

 

 しかも、アジア枠が増えたのは、アジアのサッカーのレベルが上がったせいではありません。


 まず、アメリカ大会のときには、24ヵ国だった出場国が、日本が初出場したフランス大会から32ヵ国になり、アジア枠が3.5ヵ国に増えました。
 そして、日韓大会で、アジア枠2.5ヵ国に加えて開催国の日韓両国を合わせ、4.5ヵ国となり、その時のアジア勢の成績が良かったことも手伝って、以後は4.5ヵ国が続いています。
 一つには、中国を始めとする、経済成長著しいアジアに出場枠を振り分けることにより、アジアのサッカーブームを高めようという、国際サッカー連盟(FIFA)の思惑があるようです。


 アジアの枠が4.5ヵ国では多過ぎるという意見は、以前から、ヨーロッパや南米などの強豪国から出ていました。
 しかしながら、国際サッカー連盟は、次のカナダ・メキシコ・アメリカ共催大会で、出場国数そのものを、現在の32から48に増やすことを決めており、アジア枠が減ることは、当分なさそうです。