高齢者を中心に、エアコンをつけずに、熱中症になる人が増えている。
つけない原因は、「光熱費がもったいない」と「寒すぎるから」の2つが、大半だとされている。
「光熱費がもったいない」というのは、これは、お金の話なので、他人にはどうすることもできない。
一方、「寒すぎるから」という理由であれば、使い方やメーカーの製品の作り方で、何とかすることもできそうだ。
そこで、「なんでつけないのか…解決策は? 」という記事が出ていたので、読んでみたが、「解決策」にも何にもなっていないので、ひどく失望した。
結局のところ、記事の大半が電気代の話になっていて、「寒過ぎる」という課題は、二の次になっているのである。
最初読んだときに感じたのは、ダイキンの広報担当者の回答が、あまりにひどいということだった。
高齢者は、「寒すぎるのが嫌でエアコンをつけない」と言っているのに、担当者は、「大事なのは、エアコンの設定温度を何度にするかではなく、部屋の温度を何度にするかです。」と、あまりに的外れな答を返しているからである。
大事なのは、「高齢者が、エアコンを寒過ぎると感じることなく、快適に使うにはどうすればいいか」ということであって、部屋の温度はその回答にはなっていない。
例えば、設定を30度にしようが、部屋の温度が32度になっていようが、寒いと感じたらその人はつけないのである。
ところが、このブログを書くに当たって読み返してみると、記事がひどいのは、必ずしも、ダイキンの担当者のせいばかりではないと思えて来た。
つまり、「まいどなニュース編集部」から、ダイキンへ質問しているのが、
>『--冷えすぎるという悩みを抱えている人が多いのですが、何度に設定すれば?』
というものなのである。
何も聞かないうちに、いきなり質問者のほうから、『何度に設定すれば?』と聞いている。
最初から、相手の答を制限しているわけだ。
だからダイキンの方も、『大事なのは、エアコンの設定温度を何度にするかではなく、部屋の温度を何度にするかです。』という、木で鼻をくくったような、高齢者の感覚とは関係のない答を返さざるを得なかったというわけである。
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