前日、西洋人は、コロナにかかる危険性があっても、なかなかマスクをしないという記事を書きました。chotiku.hatenablog.com
翻って日本人の場合、マスクにはあまり抵抗がありません。
そのため、西洋人が、マスクをそこまで嫌う心理が、どうもピンときません。
加えて、コロナ予防のためとあらば、マスクを上回るような、かなり嫌なことでも、我慢しそうな気がします。
では、見方を変えて、日本人は、どんなことを強要されれば、拒絶するでしょう。
西洋人のマスクに対する強烈な忌避感が、日本人にとって、どんな心理に相当するが想像できれば、西洋人の心理が理解できるかもしれません。
例えば日本人は、相手の目から表情を読み取るため、目が見えないと不安定な気分になるらしく、サングラスに忌避感を持っています。
常時、サングラスをしているのは、紫外線対策や、視力が弱いといった、やむを得ない理由でなければ、その筋の人と判断されかねません。
しかしながら、コロナの予防のためにサングラスが有効とわかれば、殆どの人が、サングラスを嫌がらないで着けるのではないでしょうか。
だとすると、日本人にとってのサングラスは、西洋人にとってのマスクほど、抵抗感のあるものではなさそうです。
これが、刺青であったらどうでしょう。
特に、顔に刺青をさせられるのであれば、さすがの日本人も、これには、拒否する人が多発しそうです。
ですが、何しろ刺青は、一生続き、消すのは容易ではありません。
家に帰れば、外せるマスクとは重みが違い、比較すること自体、無理がありそうです。
だとすると、簡単に取れるものとして、男なら口紅あたりが、適当かもしれません。
もちろん、男性でも、口紅にさほど抵抗感がなかったり、口紅が好きという人もいるでしょう。
ですが、大多数の男性は、口紅をしろと言われると、かなり抵抗感があるのではないでしょうか。
コロナがうつらないためなら、口紅くらいは我慢する人もいるでしょうが、家に帰れば、すぐに拭き取る人が多いでしょう。
女性の場合、最初はつけ髭や坊主頭のカツラなど考えてみましたが、ちょっとやり過ぎのような気がします。
ノーメイクなんかが、相当するかもしれません。
どれも、かなり極端な例ですが、これくらい考えて、やっと、西洋人があそこまでマスクを嫌う心理が、理解できてきました。
それでも、日本人の場合は、周囲の人が、一斉に同じことをすれば、みんなと一緒ならという感じで、結局は我慢してしまいそうな気がします。
夏のノーネクタイでも、最初は、「裸で外に出るような感じ」だと抵抗していましたが、すぐに皆で同じことを、やり始めましたから。