現金で買い物をするか、クレジットカードやスマホ等のキャッシュレスで買い物をするかは、人によって分かれています。
日本以外の国々では、紙幣の偽造が容易だったり、小銭を用意するのが難しかったり、レジから金を盗まれたりといった事情で、既にキャッシュレス派が大勢を占めていると聞きます。
かつては、海外旅行をしたときに、お札で買い物をすると、お釣りの小銭がないからと、キャンディを渡されたこともあったとか。
一方、日本の都会では、小売店は、開店前に小銭を用意しており、お釣りがないということは、まずありません。
ですが、同じ日本でも、離島や僻地の海水浴場の売店などでは、小銭を用意しておくのが一苦労だそうです。
しかも、これまでは、銀行で両替してもらえばよかったものが、最近は銀行も、両替に手数料を取るようになってきました。
郵便局でも、硬貨の入出金に、手数料がかかるようになりました。
このように、世の中では、どんどん現金が不便になり、キャッシュレスに変わっていっています。
これは、キャッシュレス社会を進めようという、政府の方針とも合致しています。
キャッシュレスの現状及び意義 経済産業省 キャッシュレス推進室
しかしながら、それでも日本では、紙幣の偽造が困難なことや、治安がよいことなどから、まだまだ現金派の方が、優勢なようです。
韓国のキャッシュレス比率が、何と96.4%、他の先進国でも大半が50%以上なのに対し、日本では、まだ27%というデータが出ています。
問題は、貯金を増やすという目的には、どちらが適しているかということです。
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