1億円貯めて、会社を辞めました。

【毎日極楽】いかにして1億円を貯金し、60歳からの早期リタイアの日々を幸せに過ごしているか

現代の高校生らしい髪型の、慶応高校を、みんなで応援しよう。

 夏の甲子園は、大人の娯楽のために、炎天下で野球をさせられる高校生が気の毒で、見る気はせず、どこが優勝しようが知ったことではなかった。
 『新 C級サラリーマン講座 2』にある、「なぜ私が、○○のクラブ活動に驚異を持たなければならないんですか?」というセリフに、なるほどと思ったせいもある。

bigcomicbros.net

 

 ただし、今年の甲子園は、少し興味が湧いている。

 坊主頭でない慶応高校が、勝ち進んでいるからだ。

 坊主頭は、「高校生らしい髪型」と言われるが、令和のこの時代に、あまりに時代錯誤である。
 何よりも、全員が同じ髪型をしているところが、不気味で仕方がない。
 外国では、あんな坊主頭は、軍隊と刑務所くらいらしい。

 

 慶応高校には、是非とも優勝して、髪型と野球の強さは、関係がないということを、全国に見せつけてほしいと思っている。
 

 

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「下流老人」という題名に釣られて読んだのが間違いだった。

 こういったブログを書いている関係で、老後の生活費に関する本には、どうしても目が止まる。
 そこで、長寿大国日本と「下流老人」という本を読んで見た。

www.gentosha-mc.com

 

 近年で、これほど時間を無駄にしたと思った本は、なかったというのが、読後の感想である。
 何しろ、内容の大半は、「下流老人」とは関係がなく、検診やら介護やら、老後の医療に関する、さまざまな問題を列挙しているだけなのだ。

 著者も、まえがきで書いているように、ベストセラーになった、「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」にあやかった題名をつけただけの、「柳の下の蛙」狙いである。

 

 問題は、それだけではない。
 医者が書いているにも拘わらず、高額療養費制度などに関する記述が、間違いだらけなのだ。
 例えば、透析治療に月40万円かかり、高額療養費制度を使っても月数万円とある。
 だが、実際には、透析自己負担額は、1か月1万円程度(一定以上の所得のある人でも2万円程度)となっている。

www.zjk.or.jp

www.seijinkai.jp

 高額療養費制度は、透析に関しては特に手厚くなっているが、他の病気であっても、収入に応じた自己負担限度額があり、無収入に近い人は、負担が少なくなっている。
 もちろん、病気によっては、かなりの負荷になることはあるだろうが、この本のように、病気になった途端に家計が破綻し、下流老人になるというようなものではない。

 

 また、「60歳以上になれば、毎年の検診を受けないでもいい」などという記述も、呆れ返るばかりだ。
 60歳代は、まだ現役で働いている人間が大半である。
 どこか悪いところがあれば、しっかり治さないと、それこそ病気で働けなくなって、「下流老人」に転落してしまう。
 私も60過ぎだが、若い頃に比べれば、体力は落ちているものの、海外旅行にも行っているし、まだまだ老けこむ年ではない。
 著者は、執筆時(2016年)に、まだ45歳前後だったからわからないのかもしれないが、老人医療を語るには、あまりに経験不足なのではないかと思った。

 

 このように、出てくる数字や記述があまりにいい加減なので、何かおかしいと思って奥付を見たところ、発売こそ幻冬舎であるが、発行は「幻冬舎メディアコンサルティング」となっていた。
 即ち、自費出版なのである。

 だから、幻冬舎編集部の手が全く入っておらず、内容の真偽も裏付けが取られていない。
 同社のホームページにもあるように、出版することにより、会社の宣伝をするための本なのである。

www.gentosha-mc.com


 和田秀樹氏のように、本を書いてお金を貰うのではなく、著者が、所属している病院の宣伝のために、自分でお金を出して書いた本なのであった。

www.yagoto-mori.com

 

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「平均気温が高くなると貧しくなる」なんてことが、起きるわけがない

 グラフの見方を見事に間違って、誤った結論を出している、面白い例が出ていた。

gendai.media

 「日本の平均気温が上がると、日本の1人当たりGDPが下がる」というもので、その根拠になっているグラフが、「世界各国の年間平均気温と、1人当たりのGDP国内総生産)」である。
 平均気温を横軸に、1人当たりのGDPを縦軸に取ると、右肩下がりになる。
 従って、平均気温が上がることにより、GDP(以下、1人当たりのGDPを言う)が下がって行くため、日本はもっと貧しくなるというのである。

 

 ちょっと考えると、おかしいことは明らかだ。
 もし、どこかある国の平均気温が上がるに従って、GDPが下がっているのなら、そういう見方もできるかもしれないが、ある瞬間のデータを取っているに過ぎないからである。

 

 平均気温が高い国というのは、どういうところか。
 名指しするようで申し訳ないが、赤道を挟んで、南緯20度から北緯20度くらいの間を取ればわかるように、アラブ、アフリカ、南・東南アジア、中央アメリカなど、ほぼ全てが、元々、GDPが低い国々だ。


 一方で、元々、GDPの高いヨーロッパ、東アジア、オセアニア、北アメリカなどは、平均気温が低い国に含まれる。

 つまり、元々、GDPが高い国というのは温帯の(相対的に平均気温が低い)国が多く、(平均気温が高い)熱帯の国々は、GDPが低い国が多いのだ。

 

 グラフは、それを示しているに過ぎないのだが、記事では一足飛びに、そこから日本の将来の姿を予測しているから、話がおかしくなる。

 おまけに、「平均気温が高い国々は、この先もGDPが高くなる見通しはない」と言っているのだから、それらの国々に対しても、ひどく失礼な話である。

 

 尚、誤解してもらっては困るが、私は、記事中の「暑くなると、勤労意欲が衰える」というのは、有り得ないことだとは言っていない。

 ただ、記事中のグラフからそれを導き出すのは、出鱈目に近いと言っているのである。

 加えて、温暖化がGDPに影響を及ぼすとしても、それは、日本だけでなく、他の国々も同じことだろうから、日本のGDPだけが下がって日本だけが貧しくなるというのは、おかしいだろうとも思う。

 

 この記事の著者は、 経済分析に定評があり、私もよく読んでいるだけに、残念だ。

 

 

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なでしこジャパンは、果たしてそれほど強いのか?

 女子W杯でのなでしこジャパンの快進撃が、話題になっている。
 何しろ、グループステージで、強豪スペインを4-0で破っての3連勝である。

 加えて、決勝トーナメント1回戦では、ノルウェーに3-1と、ボールを支配して勝ったことから、優勝もあり得るという声さえ出ている。

 隣の山の、優勝候補筆頭だったアメリカが、スウェーデンに負けてしまったことで、その声は、いっそう高くなったようだ。

 

 だが、アメリカを破ったスウェーデンと準々決勝で当たるのは、実は東京五輪と全く同じパターンである。

 五輪では、これが決勝トーナメント1回戦だったという違いはあるが、このとき日本は、スウェーデンに1-3で完敗しているのだ。

www.jfa.jp

 

 加えて、日本のノルウェー戦は、人が言うほど出来のいい試合ではなかったというか、ノルウェーが自滅したのに近いような気がする。
 まず1点目は、かなりゴールに遠いところから日本が入れた長いクロスに、相手のディフェンダーが足先に触れてのオウンゴールで、ただただラッキーな先制点であった。
 そして2点目は、ゴール前でもつれたときに、ノルウェーディフェンダーが、不用意なパス(殆どアシスト)を日本に送ってしまったもの。
 即ち、1点目も2点目も、相手を崩しての得点ではないのである。

 もちろん、相手のミスを見逃さなかった日本は大したものだが、そもそも最初のオウンゴールがなかったら、試合はどうなっていたか。

 

 これに対して、前半で1点を追うノルウェーが入れた得点は、ゴールラインギリギリまで持ち込んでの逆クロスに合わせての、見事なヘディングで、文句なしのゴールだった。
 もし、次戦でスウェーデンに先制された場合、果たして日本は追いつき逆転するだけの力を持っているのだろうかと、かなり心配になるのだった。

 

 

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ツイッターと『X(バツ)』

 元々、ツイッターは、よくわからないのと、かなり荒れているイメージがあって、やっていなかったのだが、たまにニュースなどで興味のあるものを見ることがあった。
 ところが、気がつくと、ログインせずには見ることができなくなっている。
 加えて、近い将来、ツイッターから、Xという名前に変わるらしく、ロゴも変わってしまった。

news.yahoo.co.jp


 

 その結果、記事を見ようとすると、まず大きなバッテン(X)が現れる。

 そして、ログインしないと見られないという画面が現れ、2度にわたって、否定された気分になる。

 

 ちなみに、日本ではバッテン(X)は否定を表わすが、国によっては肯定的な意味に使うらしい。
 そういった国々の人たちは、Xを見ても、嫌な気分にならないのだろうか。

 

 

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"年に百万円を稼ぐ"ということは、片手間にできるものではない。(『ほんとうの定年後 』より)(続)

 前回のブログで、以下のような記事を書いた。

chotiku.hatenablog.com

chotiku.hatenablog.com

 

 まとめると、『ほんとうの定年後』という本には、「定年後の生活を、必要以上に心配する必要はない。特技を生かして好きな分野で、年間100万円も稼げば、余裕を持った生活ができる」とあるが、現実には、定年後に、年間100万円も稼ぐのは、そんな簡単なことではない。というものである。

 

 それを、裏付ける記事が出ていたので、紹介する。

 年下の者に怒鳴られ、しかも、会社にいた頃とは段違いの、苛酷な条件で働かなくてはならない人たちの体験談が出ているので、是非、一読をお勧めする。

www.jprime.jp

 

 結局、一番楽に多くの金を稼げるのは、現役時代であろうが定年後の再雇用であろうが、会社にいる間なのである。一度、会社の庇護下を離れると、日本の労働条件は、まともでないほど厳しい。給与の条件も、人使いの荒さも、段違いなのである。

 だから、会社にいるうちに、しっかりと稼いで、かつ、会社を離れてから稼ぐ金は、全部趣味に使えるくらいに貯めておかないとならない。定年後に、生活のためのお金を稼ぐのは、茨の道であることを、もっと実感してくべきだ。

 

 蓄財のための最も確実な手段が、「共稼ぎ」と「天引き預金」であることは、このブログで終始主張して来た。

 その上で、リスクを覚悟して投資をするかどうかは、その人の自由であると思う。

 

 

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"年に百万円を稼ぐ"ということは、片手間にできるものではない。(『ほんとうの定年後 』より)(後)

bookclub.kodansha.co.jp

 

 さらに、それまでにいた会社と全く関係のない職場で働くということは、環境が激変するということだ。

 いかに、今までの会社が甘い環境だったかを、思い知ることになる。

 過去の実績が通用しない、完全実力主義の最前線にさらされるのである。


 会社なら、いくら定年後再雇用の「お荷物」という目で見られても、他に同じような人間がいっぱいいる。
 後輩に指図をされて、あまりいい気分はしなくても、少なくとも、元先輩に面と向かって、「お前は使えない」と言うような人間は、そんなにいるものではない。
 他人の目があるし、そんなことをすれば、上司の評判も悪くなる。

 かつては、面倒をみてやった人が、庇ってくれる場合もある。
 後輩に対し、「冷静に考えれば、明日は我が身だよ」と、諭してくれる人もいるだろう。

 

 それが、違う組織に移ると、一変する。
 雇う側にしてみれば、65歳を過ぎて入ってきた人間は、単なる「使えない年寄り」である。

 一から仕事を教えても、デジタルがよくわからなかったりするから覚えが悪く、言葉も通じないから雑談もできず、前職のプライドがあるから、客商売向けの言葉遣いもまともにできない。

 自分が雇う立場なら、65歳を越え、腰かけで働く人間に年百万を払うより、もう少し給与を割り増ししても、20代の人間を雇う。
 かつての部下が上司になって気まずい思いをし、65歳になる前に退職する話が、よくネットに出ているが、20代の店長に使えないバイト扱いされるのと、どちらがましか、よく考えたほうがいい。

 

 このように、退職後、週に3,4日程度しか働かずに、年に100万円を稼ぐというのは、本の著者が書いているような、簡単なものではない。

 そうならないために、65歳までにしっかりと準備をしておくことが、大事なのである。

 

 ちなみに、著者は1985年生まれとあるから、2023年現在、まだ40歳にもなっていない。

 定年後の本を書くには、ちょっと早いという気がする。

www.works-i.com

 

 いつも、読んでいただき、有り難うございます。

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