さて、大きな買い物の3番目は、自動車になります。
これは、どんな節約記事でも、俎上に上げられているので、目新しさはないかと思います。
かつてマイカーは、庶民の憧れであり、無理してローンを組んでも、買うべきものでした。
少しでも、大きな車を持つことが、ステータスの証明でもありました。
news.mynavi.jp 時代は下って、私が就職したころは、車は、庶民にも手が届くものになっていました。
逆に、男にとっては(女性とデートするための)必需品であり、就職したら、真っ先に買うものと決まっていました
ですが、今はまったくそんなことは、ありません。
自動車の必要性は、公共交通機関の充実度と、1年間の走行距離によります。
大都市圏では、公共交通機関が充実している上、車を通勤に使うことは難しいため、平日に車を使うのは、専業主婦の妻が買い物に使うくらいです。
結果として、走行距離はほとんど増えません。
週末にしか乗らないため、冬にバッテリーが上がってしまい、すぐには使えないということさえあります。
駐車場や車検などの維持費を考えれば、個人的に自動車が好きな人や、毎週末、アウトドアに出かけるような人を除けば、どうしても必要なものとは考えられません。
走行距離の目安として、年間1万キロを越えるようであれば、持つだけの価値があると思ってもいいのではないでしょうか。
逆に、年間5千キロを下回るようであれば、手放すことを検討する余地はあると思います。
浮いたお金を、他のことに使えば、結構充実した生活が送れるでしょう。
家計の状態を考え、お金に余裕があれば、自動車を持てばよいですし、余裕がなくなってくれば、手放すことを考慮するのがいいと思います。
私の知り合いは、駅の側に住んで、車を完全に手放した代わりに、タクシーを利用しています。
ちょっとした買い物などに、しょっちゅう利用しても、車を保有するよりも、よほど安くあがるそうです。
おまけに、事故を起こす心配もないので、楽だと言っていました。
或いは、カーシェアリングを利用するというのも、1つの手です。
share.timescar.jp 面倒な手続きが必要なレンタカーと異なり、空いてさえいれば、いつでも利用できます。
実は我が家でも、2台あったうちの1台を手放し、妻がカーシェアリングを利用していましたが、少し不自由になった程度だったそうです。
一方で、公共交通機関が不便な地域では、話が変わってきます。
(この項、続きます)