現在、乗っている車を買うにあたり、候補が2車種ありました。
私は、ハイブリッドのAを、妻は、安全装備が評判でスポーツタイプのBを、購入したいと思っていたのです。
どちらも乗ったことがなく、イメージだけで話をしていたので、決着が、つきそうにありませんでした。
そこで、温泉旅行を計画したのを機に、レンタカーを借りて、長距離のドライブをしてみました。
マイカーは持っていましたが、敢えて使わず、往路はA、復路はBと、別々の車を借りて、走ってみたのです。
街中・山道・高速を、一通り走ることができたので、車の特性を、非常によく把握することができました。
結果は、Aは最初はハイブリッド車特有の、癖に戸惑いましたが、慣れると非常に快適でした。
対してBは、少し大型でスタイルはよかったのですが、私でさえもハンドルが重く、妻はもう、運転するのが嫌だというふうになっていました。
結果、Aに絞って、中古車を探すということにしました。
時間に余裕を持って探したおかげで、走行距離が1万キロ未満の、フル装備に近い車を手に入れることができました。
レンタカーを、2台も借りるのには、数万円が必要でしたが、百万円を越える買い物なので、それくらいは、必要経費だったと思っています。
今でも、乗り心地には、かなり満足しています。
世の中には、試乗もせずにカタログスペックだけを見て、車を予約する人もいるようです。
そういう人は、大抵、前の車と同じ車種を購入するのだと思うのですが、やはり高い買い物は、お試しがあった方が、後悔は少ないのではと思います。
で、実は、ここからが本題になります。
人生で、最も大きな決断をしなければならないのが、就職と、結婚です。
最近でこそ、どちらも、やり直しがきくようになってきましたが、それでも、特に離婚の方は、まだまだあまりいいイメージがありません。
離婚により、得るものと失うものを比べれば、大半の人は、失うものが多いでしょう。
それでも、離婚件数は、年間20万組を越えています。
この数年こそ横這いですが、戦後1945年から2005年頃までの60年間は、右肩上がりです。
toyokeizai.net それだけ、結婚に後悔する人が、多いということになります。
数箇月から数年間、表面的につき合っただけの相手と、一生を暮らすというのは、かなり、リスキーです。
楽しかった経験はあっても、苦しい時期を乗り越えられるかは、全く別物です。
それを考えれば、結婚にも、お試し期間があってもいいのではと思うのは、私だけではないはずです。
実際、結婚前に、お試し同棲をするカップルが増えているようで、なんと、専用の賃貸ルームまであるそうです。
実は、我が家でも、結婚式の3ヵ月ほど前から同棲を始めました。
昭和時代としては、かなり画期的だったかもしれません。
単に、引っ越しと新居の都合で、そうなっただけのことでしたが、一緒に住んでみると、それまでは考えもしなかった、相手の一面が見えてきます。
もちろん、暴力・モラハラ・レスは論外として、よく確認すべきは、次のようなことでしょう。
1.口先だけでなく、家事を分担してくれるか。
2.実家の家族との関係はどうか、向こうの言いなりではなく、配偶者を優先してくれるか。
3.仕事・趣味に裂く、時間やお金はどうか、仕事や趣味に、没頭し過ぎてはいないか。
4.二人きりで同じ部屋にいて、気詰まりではないか。お互いに干渉し過ぎず、良好な関係が築けるか。
5.体調の悪いときやトラブル時の対応はどうか。
男性は、結婚しても、さほど生活パターンや意識が変わらない人が多いようです。
ですが、大抵の女性は、家事に費やす時間が一気に増えることになります。
特に、共働きをしようという人であれば、男性に変わってもらわないと、とても女性の努力だけでは、やっていけません。
人の目がうるさい地方では、まだまだ同棲は難しいようですが、都市部では、とやかく言う人は殆どいません。
結婚は、生活です。
その人と、ずっと二人で生活できるかということを念頭に置いて、結婚前の、最後のチェックをしてみるというのは、悪くないと思いますよ。