唐突ですが、「OL進化論」という、マンガをご存知でしょうか。
講談社のモーニングという雑誌に、1989年から30年以上にわたって長期連載されている4コママンガで、単行本が42巻まで出ています。
その22巻のP108に、「結婚したら家庭に入ってほしい」と、彼氏に言われたOLが、
「私が60歳まで正社員として働き続けると生涯賃金は2億円以上、退職したら数年後からパートに出ても5千万円よ」
と言うセリフがあるのです。
単行本が出版されたのが、2004年ですから、今から17年も前になります。
専業主婦の女性が、いかに経済的に損かということは、当時から知られていたわけです。
ですが、当時はこの事実は、まださほど話題にはならず、再認識されたのが、作家の橘玲氏の、「専業主婦は2億円損をする」という本でした。
これにより、専業主婦になると、本来稼げるはずだった2億円を失ってしまうという事実が、かなり知られるようになりました。
しかも、働いている間の賃金だけでなく、前述したように、年金にも大きな差が出てきます。
生涯賃金2億円を捨てるか、それとも頑張って働き続けて、ゆとりのある暮らしを目指すか、結婚前に2人でよくよく相談することを、お勧めします。