暑い日でもエアコンをつけない人に対して、よく、「我慢せずにエアコンを」といった呼びかけがなされます。
この呼びかけを目にするたびに、「我慢」という言葉に、強烈な違和感というか、嫌悪感すら感じずにはおれません。
呼びかける側が、「我慢せずに」というのは、「大半の人は、暑いときはエアコンをつけたいのだが、電気代がかかるなどの理由で、つけずにいるのだ」という先入観があるからでしょう。
実際、エアコンをつけずに電気代を節約するより、健康のほうが余程大事だとか、医者にかかったら、電気代の節約どころではないお金が出て行くといった記事を、ネットのあちこちで見かけます。
ですが、このような記事を書く人は、大きな誤解をしています。
これだけ言われても、特に年配者など、かなりの割合の人がエアコンを使わないのは、「電気代がもったいない」からではなく、「エアコンをつけると、極めて不快」だからなのです。
エアコンが気にならない人には、これがどうしても理解できないようです。
私も妻も、エアコンは嫌いなほうです。
現代の夏では、まったくなしというわけにはいきませんが、世の中の基準からすれば、設定温度をかなり高くして運転しています。
冷たい風が身体に当たるから、不快というだけではありません。
風が当たらなくても、室温がある温度よりも低くなると、身体の芯が冷えきって、気分が悪くなります。
頭や関節が痛くなったり、腹をこわすこともあります。
夜につけたまま寝ると、夜中に寒くて目が覚めてしまい、次の日は、終日だるくなります。
下の記事には、「冷たい風を浴びると体調を崩してしまうと思っている人が多いようです」とあり、まるで気のせいか思い込みのように書かれていますが、そうではありません。
実際に、体調がおかしくなるのです。
オフィスなどで働く女性の、冷房病というのが知られていますが、それと同じです。
エアコンをつけない人の多くは、「我慢」しているから、つけないのではありません。
つけたくても、つけられないのです。
だから、「我慢せずにエアコンを」という呼びかけは、他人事でしかなく、「我慢しているわけじゃない」「好きでつけないわけじゃない」と、腹立たしさすら覚えてしまうのです。
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