大雨で臨時停車した列車の乗客が、無料で配付された缶詰パンの賞味期限が、3か月切れていたと、JRにわざわざ電話で指摘したそうです。
この乗客は、賞味期限と消費期限の違いを分かっていなかったのでしょう。
消費期限というのは、「その日付を過ぎると、腐るなどして食べられない恐れがある」期限を指します。
一方、賞味期限というのは、「期限内であれば、おいしく食べられる」期限のことを指しています。
その期限を過ぎても、充分おいしく食べられる可能性はありますし、余程期限を過ぎない限り、腐ったりすることは、まずありません。
食パンなどは、製造後4,5日で傷んでしまうため、「それまでに食べないといけない」消費期限が定められています。
これに対して、大半の食品は、賞味期限です。
牛乳なども、一見、腐ってしまいそうですが、意外にも賞味期限しかありません。
製造時に殺菌していることから、未開封で冷蔵してある限り、そうそう腐るものではないからです。
特に今回の場合は、物が缶詰です。
缶の中には、最近が殆どいないため、賞味期限を多少過ぎても、まず腐ることはありません。
かつては缶詰は、中身が膨らんでいなければ、半永久的に食べられるとさえ、言ったものです。
それを知らず、期限を少し過ぎたからといって、一々目くじらを立てて抗議する人がいる限り、これからも日本の食品はどんどん廃棄され、価格も益々上がっていくことでしょう。
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