今や、日本の全自動車保有台数のうち、約40%が軽自動車だそうだ。
確かに、日本の狭い国土で、ミニバンやSUVなどの大型車に乗るのは、あまり理に適ったこととは言えない。6人、7人の家族がいて、全員乗るならともかく、一人で、ばかでかい車に乗っているのを見ると、余計にそう思う。
それはさておき、上の記事を読んで思い出したのが、政府が軽自動車の税金を上げようとした2013年に、スズキの鈴木修会長(当時)が、「弱いものイジメだ!」と、大反発したときのことだ。
このとき考えたのが、政府が、「すべての車の税金を、軽自動車に合わせて、スライドさせて安くする」と言えば、鈴木会長は、何と言うだろうということだった。
なぜ、皆が軽自動車に乗るかと言うと、一にも二にも、税金が安いからである。小型で取り回しが楽だからという人もいるだろうが、1.5Lの車と税金がさほど変わらないなら、軽自動車など、殆ど売れないだろう。
もちろん、政府は減税になるようなことなど、するわけはないから、鈴木会長はそれをわかっていて言ったのだろうが。
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