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【将棋】歴代最強棋士は誰か?

 

 デビューからの29連勝が話題を呼んだ、藤井聡太氏ですが、最初は、彼が大成するかどうかは、微妙なところだと思っていました。
 早熟過ぎる天才が、必ずしも、超一流の棋士になれるとは限らないのを、見てきたからです。
 「神武以来の天才」と呼ばれた、加藤一二三氏でさえ、こういっては何ですが、通算8期と、さほど多くのタイトルを取れず、名人(1期)を取らなければ、それほど有名にはならなかったでしょう。
 それが、私の予測はあっさり外れ、藤井氏は今や、最高位の一つである竜王を含むタイトル9期を獲得し、A級に上がって、名人に挑戦する資格を争うまでになりました。

 

 では、歴代の将棋界での最強の棋士は、いったい誰なのでしょう。
 タイトル獲得数の1位は、羽生善治氏の99期であり、2位は大山康晴氏の80期、3位が中原誠氏の64期となっていて、羽生氏と大山氏が飛び抜けています。
 但し、羽生氏の現役時代と大山氏の現役時代では、実は、タイトルの数が違っているのです。
 羽生氏は、七冠制覇で有名になりましたが、大山氏の頃は、タイトルが五冠しかありませんでした。
 これを、そのまま比較するのは、大山氏に気の毒な気がします。
 ちなみに、現在は、もう1つ増えて、タイトルが8つになっています。

ja.wikipedia.org

 そこで、大山氏と羽生氏の獲得タイトルを、比較してみました。


 表の通り、大山氏の時代にあった五冠のみでは、大山氏の80期に対して、羽生氏は62期しか獲得していません。
 そして、羽生氏は、大山氏の時代になかった王座と棋王というタイトルを、合わせて37期獲得しており、これによって2人の順位が逆転しています。
 大山氏が、王座と棋王を、羽生氏の半分(19期)獲得すれば、2人のタイトル数はちょうど並ぶことになります。

 これを考えれば、大山氏の実績が、かなり羽生氏を上回っていたと言っても、よさそうな気がします。

gendai.media

 

 次に、2人の獲得したタイトルの、中身を比較してみましょう。

 8タイトル戦のうち、実は名人と竜王が、最も格の高いタイトルとされており、王将が、これに継ぐものとされています(黄色で塗ったセル)。
 これは、かつては、タイトルがこの3つ(3冠)しかなく、最も歴史の長いタイトル戦であることによります。


 表からわかるように、3冠を得た数を比較するならば、大山氏(52期)が羽生氏(28期)を、かなりリードしています。
 少し意地悪な言い方をすれば、羽生氏は、格の低いタイトルを荒稼ぎして、その数を増やしたと言えなくもありません。
 というわけで、歴史的に見れば、大山氏の強さが、羽生氏を上回っているような気がするのでした。

 

 尚、以上の考察は、大山氏の現役時代の最後の方を知る、年寄りの身びいきが生んだ結論であることは、明らかです。
 また、将棋自体が、AIを除いても、ここ近年の研究で凄まじく進歩していることから、直接対決すれば、恐らく羽生氏が大山氏を圧倒することは、言うまでもありません。

 

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