高市内閣の発足時支持率(以下、支持率)は、調査を行なう会社によって差があるが、65%から82%と、かなり高いところから始まった。
そこで、支持率と総理の在任日数とはどのような関係にあるかに興味を引かれたので、調べてみた。
つまり、支持率が高いほど長く総理を続けられるのか、或いは、逆かということである。
下の表は、wikipediaを参考に支持率順に並べたもので、中立かやや右寄りと思われる、読売新聞のデータを使用している。
在任期間は、やはりwikipediaから、内閣ごとに総理就任時と退任時の日時を調べて、算出した。
佐藤栄作氏以降の総理しかないのは、読売新聞のデータがそこから始まっており、それ以前がないからである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E9%96%A3%E6%94%AF%E6%8C%81%E7%8E%87
在任期間は、長いものは黄色、短いものはピンクで塗り潰してある。
支持率が高いのは小泉氏と鳩山氏であるが、その後の経緯は、両極端となっている。
小泉氏が、安倍氏、佐藤氏に続く1979日にわたって総理であったのに対し、鳩山氏は1年もたなかった。

これをグラフ化したのが、下の散布図である。
回帰直線は、ほぼ平行となっている。
つまり、発足時の支持率が高いか低いかによって、何年総理を続けられるかを占うことはできないという、誠に面白くも何ともない結果が出てしまった。
これで見ると、高市総理の在任期間の期待値は、平均である780日前後ということになる。

もしかすると、他社の調査結果を使えば、違う結果が出るかもしれないので、興味のある方は、やってみてほしい。
ちなみに、上の散布図を見ると、やたら在任期間が長かった4人(佐藤、中曽根、小泉、安倍)と、やたら短かった宇野氏(68日!)のデータが、他からかなり外れているのに気づくと思う(下図のオレンジと緑の破線で囲んだもの)。

そこで、これらの5つのデータ(飛び抜けて長い人と短い人)を外し、平凡な総理だけをデータ化するとどうなるかを、グラフにしてみた。
面白いことに、下のように、支持率が高いほど在任期間が短かったことに気づく。

このデータによれば、高市総理の期待在任期間は、400日前後ということになる。
そして、灰色の破線で囲んだ、小泉氏以外の70%以上の高支持率の4人(鳩山氏、菅氏、細川氏、第1次安倍氏)だけを見ると、もっと短く300日程度しかもたないということになる。
即ち、高市氏が普通の総理でしかなければ、発足時の高支持率は、かえって邪魔になるということだ。
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