今はネットがあるから、ニュースには不自由しないという人は多く、それが、新聞を読まない理由に繋がっている。
だが、新聞の効用はそれだけではない。
最も大きいのは、「社会常識」を身に着けることができるということだ。
それは、ネットやテレビからは、どうしても得ることができない、貴重な知識である。
ネットやテレビは、何を見るかが、閲覧者の選択に委ねられている。
興味のないことは、まず見ない。
社会経験の少ない大学生には、何が大事かということさえわからないのだから、闇雲にネットを閲覧しても、時間を無駄にするばかりだ。
これに対して、新聞というメディアは、スポーツから、国際、文化、家庭、経済、政治まで、あらゆる分野に亙る情報を、最も多く掲載している媒体なのである。
しかも、どこから出てきたかわからない、ネットのあやふやな情報と違い、ちゃんと裏が取れている。
騙されたと思って、新聞を、1面から最後まで、余すことなく読んでみるといい(さすがに、広告とテレビ欄は、読まなくてもよいと思う)。
他では得られない、貴重な情報が得られるはずだ。
これを、大学入学から続けることで、あなたの社会常識が、格段にアップすることは、間違いない。
最低でも、就活前の1年間は、続けるべきである。
なぜなら、就活に最も必要なことの1つが、この社会常識だからだ。
会社は、ユニークな人材を求めているといっても、社会常識からあまりにかけ離れた人間は採用しない。
日本の会社では、そういった人間は、手に負えないからだ。
人事の担当が採用を決めるに当たり、甲乙つけがたい人間が2人いたとき、社会常識を知っている人間とあまり知らない人間では、どちらを採用するかは言うまでもない。
新聞とは、そういった社会常識を得るのに、最も有効な手段なのだ。
月に4,800円は確かに安くないが、変なセミナーに行ったり本を買ったり、ネットから有効な情報だけを取り出そうと努力を重ねるよりは、コスパもタイパも、段違いである。
尚、数多ある新聞の中では、やはり情報の量と質の点で、全国紙が圧倒的に優れている。
中でも、3大紙と呼ばれる朝日、毎日、読売がいいだろう。
日経は、経済に偏り過ぎているというのが一つと、同じ理由から、社会に出ていない学生が読んでも面白くないから、続かないのではないかと思われるからである。
--------------------------------------------------------------------------------
いつも、読んでいただき、有り難うございます。
記事が気に入ったら、下のバナーのうちどちらでもいいので、クリックして、応援いただけると、有り難いです。