最近、エスカレーターの片側を空けるのを、やめようという呼びかけがなされている。
これに伴い、先日、昇りエスカレーターの右側に立っていたら、後ろに立った男から、いきなり「行けよ、爺い」と聞こえよがしに呟かれた。
すぐ続けて、「障害者か!」という言葉が浴びせられた。
つまり、この男は、エスカレータの片側空けが、推奨されないということを、知らないわけではないのだ。
障害者なら立っていても構わないが、通常者は歩かなければ駄目だと思っていることになる。
それにしても、舌打ちくらいならともかく、見ず知らずの人間にこういう言葉を投げつけずにはいられないようでは、社会生活を送るのに大変だろうと思わずにはいられない。
何しろ場所は、どこにも逃げ場のない、昇りのエスカレータの途中であり、自分は下にいるのである。
相手が年寄りだと思って舐めていたのだろうが、もっと剣呑な正確の人物であることも有り得る。
もし揉めた場合、圧倒的に不利なのは、下にいる自分だということくらいは、考えて喧嘩を売った方がいい。
下手をすると、後ろ向けに転倒し、人々を巻き添えにしながら、エスカレーターを転げ落ちていくことになるのだから。
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