一方、本書とこのブログとの相違点としては、
・FPだけあって、投資のコーナーにページを裂き過ぎている。
・本ブログで最も重要視している、天引き貯金のことについて、殆ど触れられていない。・筆者は、家計簿はあまり必要でないと思っている。
といったところだろうか。
ともかく大事なのは、投資のやり方ではない。
天引き貯金を行ない、お金を少しずつであっても、確実に毎月貯めていくことであって、それを投資に回すかどうかは、また別問題なのだ。
通常、投資の割合は、資産の10%から30%くらいが適切と言われている。
即ち、資産の8割は、投資ではない手段で貯めなくてはならないということだ。
それを実現するのは、天引き貯金以外の方法では不可能である。
また、本書では家計簿によって収支を明確にすることが大事だと強調されており、簡単な家計簿のアプリが色々と解説されている。
だが、極端な話、毎年目標の貯金額を達成してさえいれば、家計簿など不要である。
実際、筆者の家庭では、共働きをしていた間、ずっと家計簿はつけていなかった。
それでも、億を越える資産を得ることができたのだ。
筆者が家計簿の代わりに行なっていたのは、毎月の貯金の総額を把握しておくことである。
即ち、毎月の給料と賞与から一定額を天引きし、残った金で生活する。
それさえできれば、家計簿などいらない。
コンビニでジュースを買おうが、ネットフリックスとamazonプライムに入っていようが、長い財布を使っていようが、決まった額を貯蓄できさえすれば、何の支障もないのである。
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