1億円貯めて、会社を辞めました。

【毎日極楽】いかにして1億円を貯金し、60歳からの早期リタイアの日々を幸せに過ごしているか

年金に関するコラムを書く人間が、制度について理解していないから、こんな記事になる。

news.yahoo.co.jp


年金に関しては、制度がややこしいこともあって、様々な情報があふれているが、中には怪しげなものもある。
上の記事など、そのよい例で、「60歳を越えても現役で働いているサラリーマンが、64歳で特別支給(月12万円)を受け取ったばかりに、収入が月50万円を越えてしまい、在職老齢年金を減らされ、年金受給の申請をしたことを後悔している」というものである。

 

ところが、ではどうすればよかったのかという回答が、この記事にはない。
当然である。
65歳を過ぎ、厚生年金に入りながら、多額の給料(年間356万円以上)をもらって働く人間に対して、在職老齢年金を減らされずにすむ処方箋というものは、存在しないからだ。

 

www.asahi.com

まず、彼が受け取った特別支給というのは、繰り下げしたり分割でもらったりすることはできないし、かと言って受け取らなければ、5年で権利が消滅するという代物である。
では、69歳のときにまとめて受け取るのがいいかと言えば、同じことである。
69歳まで働いていれば、しっかり収入に加算されるから、在職老齢年金が減るのは同じことのはずだ。


もちろん、69歳で仕事を辞めれば、収入が特別支給のみとなって、在職老齢年金は減らないかもしれないが、働く期間が70歳で辞めるのに比べて1年短くなる分、そもそも収入が減ってしまう。
結局、在職老齢年金というのは、働いているのにもらえるご褒美みたいなものだと考え、それよりも収入を増やすことに専念したほうが、人生のトータルとして得なのである。

www.hrpro.co.jp

 

尚、在職老齢年金も繰り下げはできず、減った分は、繰り下げても減ったままとなる。

siaa.or.jp

 

年金に関する記事は、このように、「個人の事情によってもらえる時期を判断しよう」という、極めてあやふやなまとめをしているものが多い。

つまりは、記事を書いている著者が、年金制度についてよく理解しておらず、どうしたら得かを、検証できないことから来るのだと思う。

 

--------------------------------------------------------------------------------

 いつも、読んでいただき、有り難うございます。

 記事が気に入ったら、下のバナーのうちどちらでもいいので、クリックして、応援いただけると、有り難いです。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 定年後の暮らしへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ