1億円貯めて、会社を辞めました。

【毎日極楽】いかにして1億円を貯金し、60歳からの早期リタイアの日々を幸せに過ごしているか

人生に、趣味は必ずしも必要ではないが、何もなしでは、老後に苦労するのは間違いない



gendai.media

 さて、上の記事は、一体、どこが間違っているのか。


 まず、勢古氏と大江氏のコメントは、全く参考にはならない。
 彼らは、自由業であり、70歳を越えても、まだれっきとした仕事を持っている。
 だから、人付き合いもあるし、刺激も始終入ってくる。
 極端な話、ずっと続けられる仕事さえあれば、趣味などなくてもかまわないのである。
 
 一方、定年になってしまった、若林氏と富田氏の場合は、深刻である。
 二人の問題は、趣味がどうこうというのではなく、人間関係にある。
 趣味がなくて、会社しか人付き合いをして来なかった人間は、人間関係が、定年でリセットされてしまう。
 70歳にもなって、新たな人間関係を再構築するのは、容易なことではない。
 仕事しかしてこなかった彼らは、案の定、それに失敗したのだ。

 

 中高年になってからの失敗は、精神に堪える。
 若い頃なら立て直せたことが、一度の挫折で、へなへなとなってしまうのである。

 

 上の記事の教訓としては、70歳になってから、新たな人間関係を築くのが難しいというところまでは、正しい。
 だが、難しいからと言って、無理に他人と関わろうとせずに、引きこもっていても構わないということではない。
 60歳より前、会社の人間関係が切れる前に、会社とは別の人間関係を築く努力を、開始しておかなければならないということなのだ。

 

 筆者も、かなり人間嫌いで出無精な方で、加えてコロナで、その傾向がさらに増大した。
 まだ60過ぎだが、新たに何かを始める気は、全くしない。
 年を取ると、人間関係やら、経済的・健康的な問題やら、新しいことを始める前に、まず色々な面倒ごとを考えてしまい、そんな物を抱え込むくらいならと、一歩引いてしまうのだ。
 だからこそ、老後を楽しく生きるためには、趣味だろうが仕事だろうが、定年になっても続けられる何かを、現役の間に、見つけておかなければならないのである。

 

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