1億円貯めて、会社を辞めました。

【毎日極楽】いかにして1億円を貯金し、60歳からの早期リタイアの日々を幸せに過ごしているか

手取り24万で、4年で2千万円が貯まるわけがない(24万x12ヵ月x5年=1,440万)

 久しぶりのブログである。
 更新を楽しみに、訪ねてきて下さった方には、申し訳ないことをした。

 

toyokeizai.net

 さて、「東洋経済オンライン」を読んでいたら、『手取り24万、4年(実際には4年半らしい)で2000万円貯めた会社員の秘訣』という見出しが目についた。
 これを読んで、「あれ?」と思ったのは、私だけだろうか。


 単純計算で、4年で2000万円を貯めるには、年に500万円を貯めないとならない。
 手取り24万円を、全額貯金に回しても(そんなことはできないが)、年に288万円、4年で、1,150万円にしかならないのである。


 この記事は、何か間違っているのではないか。

 

 というわけで、記事から、事実のみを箇条書きにしてみた。
・大学卒業時、奨学金による3百万円の借金があった。
・就職に失敗し、アルバイト生活。
・卒業1年後?に就職、会社員とバイトをして、1年で借金3百万円を完済。
・社会人3年目で貯蓄額1千万円。
・社会人4年10ヵ月で貯蓄額2千万円。
・年間の貯蓄+投資額は、賞与も加えて250万円。
・月に16万円を投資、年利2-3%で運用。
YouTubeで節約術を公開。

 

 4年ではなく、4年10ヵ月で2千万円だったが、それでも、年に4百万円の貯金が必要となる。
 本人によれば、年間の貯蓄+投資額は、賞与も加えて250万円とあるが、これを5年続けても、1,250万円にしかならないのである。
 しかも、社会人3年目で貯蓄額1千万円、4年10ヵ月で貯蓄額2千万円ということは、最初の3年間で1千万円、次の2年間で1千万円を貯めている計算になる。
 これは、何をどう節約しても、給与から貯められる金額ではない。

 

 仮説を色々と考えてみたが、どれも否定されている。

仮説1)手取り24万というのは月給のみで、賞与がものすごく多い外資系の会社だったり、歩合制の給与体系である。
 →本人のYouTubeによれば、2020年時点での会社員としての年収を、手取り284万円(月額23.66万円)と公開。

toy-box777.com

仮説2)給与ではなく投資で稼いだ。
 →「貯金が1千万円を越えたあたりから投資を始め、年利2-3%で運用」とあるため当てはまらない。

 

仮説3)YouTubeの再生回数が、月に130万回、副業収入として、年間150万円。
 →5年間続けていたなら、750万円になるが、最初から、百万回も再生されるとは思えない。

 

 本人は、「手取り24万」の人間が、「一日一食を始めとする、徹底的な節約」によって、貯金をしたと称しているが、実際には、給与と節約だけでは不可能なのである。

 真実は、どこにあるのだろう。

 

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