1億円貯めて、会社を辞めました。

【毎日極楽】いかにして1億円を貯金し、60歳からの早期リタイアの日々を幸せに過ごしているか

【ここは日本か】街を歩いても刺されなくなった

 

「街を歩いても刺されなくなった」という、日本国内とは思えないような過激なセリフに、さすがにドキッとした。

www.youtube.com
 2021年8月24日、福岡地裁で、福岡県北九州市暴力団、工藤會の野村悟総裁に死刑、会長の田上不美夫に無期懲役の判決がおりた(控訴中)。
 直接手を下したわけではなく、しかも、命令した直接の証拠もないのに、暴力団の組長に死刑判決がおりたという、画期的な判決だった。


 ここで、野村被告が関連したとされる、4件の事件に関して、発生順に並べてみた。
・北九州元漁協組合長射殺事件(1998/2/18/発生、2014/9/11/逮捕)
・福岡県警元警部銃撃事件(2012/4/19/発生、2015/7/6/逮捕)
・女性看護師刺傷事件(2013/1/28/発生、2014/10/1/逮捕)
・男性歯科医師(元組合長の長男の息子)刺傷事件(2014/5/26/発生、2015/5/22/逮捕)

 

 ここで気づくのは、野村被告が逮捕されたのが2014年、即ち、1998年に起きた北九州元漁協組合長射殺事件から、何と16年もたってからだということだ。

 捜査にそれほど時間がかかったのだろうか。
 いや、既に実行犯は逮捕され、2人が有罪、1人が無罪となっているのだ。

 そして、田上被告は不起訴となっている。

ja.wikipedia.org

 では、この間に、何が起きたのか。
 2012年、工藤會の捜査を長年担当していた福岡県警の元警部(当時は退職)が、組員に左太腿と腰を撃たれたのだ。

www.nikkei.com

 これで、警察が動いた。
 工藤會を、壊滅させるための頂上作戦を、徹底的に遂行したのである。
 会長や総裁が、命令を下した直接の証拠もないのに、逮捕して起訴し、死刑判決にまで追い込んだ。

 

 これから、何がわかるだろうか。
 警察官やOBが害されて、初めて、警察は本気で動くのである。
 民間人が死んだだけでは、なかなか動かない。
 警察にとっては、元組合長が死んだ事件よりも、元警察官が撃たれた事件のほうが、重かったということである。

 

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