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【毎日極楽】いかにして1億円を貯金し、60歳からの早期リタイアの日々を幸せに過ごしているか

【検証】いくら糖尿病でも、医療費だけで、本当に家計が傾くだろうか?



gendai.media

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 ところで、この夫婦は、実際には、いったい幾らの医療費を払っているのだろうか。
 記事には、「(現在はしていない)インスリン療法をすると、自己負担額が1回の治療あたり1万2千円になり、妻の分も合わせると、医療費だけで月約5万円」とある。
 夫は、月に3回医者にかかっているから、インスリン療法をすると、月に3万6千円になるということだ。

 

 だが、下のURLによれば、「インスリン療法をする場合では、月額の医療費は3万6,580円、自己負担額(3割)は約1万1,000円。年間の自己負担は約13万2,000円」というデータがある。

 夫のインスリン療法に関する費用の認識は、3割負担を考慮に入れていない額ではないだろうか。

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 さて、夫が言うように、「インスリン療法をすれば(月あたりの治療費が3万6千円になり)、妻の分も合わせると医療費だけで月約5万円」というのが真実とすれば、妻の医療費は、月5万円から3万6千円を引いた、月1万4千円ということになる。

 但し、夫は、現在はインスリン注射をするほどの病状ではない。
 糖尿病の、経口薬療法の平均費用は、自己負担額(3割)月7,500円。年間の自己負担額は9万円とある。

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 また、糖尿病と別の、夫の高血圧の治療費は、3割負担で月額約1,300円~1,500円程度だそうだ。

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 従って、現在の夫婦の医療費は、妻1万4千円 + 夫糖尿病7千5百円 + 高血圧千5百円で、2万3千円、年間にして、2万3千円 * 12 = 27万6千円となる。

 決して少ない額ではないが、522万円もの年金の、ほぼ20分の1(5%)であり、生活を脅かすほどではないように思われる。

 

 これが、夫が言うように年間60万円になれば、年金522万円の1割を越えてかなり高額であるが、上の記事にもあるように、インスリン療法の年間の自己負担の平均は、13万2千円であり、現在の投薬治療の9万円と比べて、年間4万円ほどしか変わらない。

 つまり、インスリン療法で平均額程度の治療ですめば、医療費は現在より年間4万円アップするだけの、年間30万円そこそこなのである。

 

 もちろん、これが1割負担であれば、年間10万円であり、年間20万円以上の負担減となるから、惜しいのはわかるが、記事にもあるように、もうすぐ1割負担と3割負担の間に、2割負担というランクが生まれる。
 とすると、2割になった場合の夫婦の負担減は、年間10万円となる。

 損をしたのは事実ではあるが、人生が終わりであるかのように嘆くには、少額過ぎるようだ。

 年金を、519万9千円ギリギリに調整することができたら、この金は出て行かなかったと、惜しくてたまらないかもしれないが、元々、年金が510万円しかなかったと思って、諦めるしかないように思う。

 

(続く)

 

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