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スリランカの暴動、ウクライナの革命と、アメリカの議会占拠はどう違うのか


 スリランカで、反政府


暴動が勃発し、ラジャパクサ大統領が国外に脱出した挙げ句に、辞意を表明しました。

www.yomiuri.co.jp

 ことの発端は、大統領一族の専権と失政による、経済危機でした。
 政府に対する激しい抗議運動が起き、エスカレートしたデモ隊が大統領公邸に侵入したばかりか、首相の私邸に放火したとのことです。

 

 これを聞いて、先年起きた、アメリカでの国会議事堂襲撃事件を思い出しました。

 選挙結果を不服としたトランプ支持派が、扇動されて暴徒化し、国会に乱入して、長時間にわたって占拠した事件です。

ja.wikipedia.org

 このときは、「民主主義の危機」という言葉が、飛び交いました。

 確かに、選挙で選ばれた大統領を、暴力で追放しようというのですから、選挙を基とする民主主義の、存亡の危機と言えます。
 日本で、同じように国会占拠が起きても、恐らくそう言われるでしょう。


 ところが、スリランカでは、暴徒が大統領を追い出しても、「民主主義の危機」という言葉は出てきませんでした。


 ウクライナは、もっと極端で、暴動による政変が2度も起きています。
 2004年、ウクライナでは、親ロシア派のヤヌコビッチ氏が大統領選で勝利した直後、結果を不服とするデモや暴動が起きた挙げ句、選挙のやり直しが行なわれ、ユシチェンコ氏が大統領に就任しました(オレンジ革命)。
 ヤヌコビッチ氏は、捲土重来、数年後に再び大統領選挙に勝利しましたが、またも反政府デモにより、今度は故国を追い出され、ロシアに亡命しました(マイダン革命)。


 どちらも、選挙によって選ばれた大統領が、暴力によってその座を追われた政変であり、本来ならこれこそ「民主主義の危機」と言われてもおかしくありません。


 こうして、ウクライナスリランカの政変を見ていると、「民主主義」とは何かと、考えさせられます。
 今のところは、その正当さは、欧米のマスコミが判断しているようです。

 倒された、スリランカのラジャパクサ大統領は親中派ウクライナのヤヌコビッチ大統領は親露派でした。
 親中派や親露派が倒される場合には、多少の暴力が介在しても、「民主主義の危機」とは呼ばれないようです。

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