女性が、結婚の条件として男性に求めるものは、かつては三高(高学歴、高収入、高身長)と言われていました。
今は、「一緒にいて楽しいこと」「一緒にいて気をつかわないこと」「価値観が近いこと」の3つが優勢だそうです。
しかしながら、現実の結婚には、収入の壁というものが、厳然としてあるようで、年収400万円くらいまでは、収入と未婚率が反比例しています。
これは、記事の著者である荒川和久氏が主張するように、女性の上方婚志向というものが、一つの原因でしょう。
ですが、もう一つ、原因があるように思います。
それは、男性は、生まれながらに下駄を履かされてもらっているという、日本における待遇の男女差です。
以前、東京医大の受験時における、男女差別が問題になりました。
女性の点数を一律に減点し、同じ点数なら、男性を合格させていたという問題です。
就職でも、同様のことは、行なわれています。
意識しているしていないに関わらず、企業は、同じ能力なら男性を採用するようにしています。
企業内の出世に至っては、さらに露骨です。
男性は、放っておいてもエスカレータ式で出世していくのに対し、女性は、男性を遥かに上回る能力を発揮しない限り、上へは昇れません。
「今や、うちの会社にはそんな男女差別はない」と言っている人は、現実を知らないだけです。
ということは、同じような会社で同じような仕事をしている場合、男女の収入が同等なら、女性の方が、かなり優れた能力を有していることになります。
或いは、人一倍頑張って、仕事をしてきたということです。
なので、女性からみれば、自分より収入の少ない男を見れば、「この人は、仕事があまり熱心ではないのかも」といった疑いを抱いてしまうのは、仕方がないことに思えます。
もちろん、会社の業種の違い(メーカーと商社など)によって、同じような職制でも、収入にはかなり差がありますし、女性が医者や弁護士なら、さらに違いが出ますので、一概には言えませんが。
我が家の場合も、どちらも同じような会社だというのに、収入にかなりの違いがあって、実は私も色々と苦労しました。
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