ja.wikipedia.org 元々、グランドスラムというのは、トランプのコントラクトブリッジで、完勝したときに使う言葉だったそうです。
それが転じて、テニスやゴルフで、1年間に主要4大大会すべてに優勝することを指すようになり、こちらの方が、有名になりました。
ところが、1年間に全部を優勝するというのは、あまりに難しく、特に最近は競技者が増えてレベルが上がったために、達成者が殆ど出なくなってしまいました。
テニスでは、男子が2人、女子が3人いますが、ゴルフでは男子1人のみだそうです。
ja.wikipedia.org そのため、1年間ではなく、生涯を通して達成してもよいことになり、キャリア・グランドスラムと呼ぶようになりました。
言葉の価値が、下がってきたわけです。
ここまでは、まだ良しとしてもいいのですが、最近、柔道での国際大会を、グランドスラム大会と呼ぶようになってしまいました。
優勝とは全く関係なく、単なる、大会の格を表わす言葉になってしまったのです。
そして、ついに、野球における満塁ホームランを、グランドスラムと呼ぶようになりました。
メジャーリーグから入ってきた言葉らしく、いつから使い始めたのか、調べてもわかりませんでしたが、日本で使い始めたのは、つい最近でしょう。
ワールドカップという言葉も、サッカーでは4年に1度の最大イベントだったのが、スキーでは毎年の大会になってしまったように、言葉というのは、どんどん値打ちがなくなってくるもののようです。
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