『年収1億円になる人の習慣』(山下誠司著 ダイヤモンド゙社刊)という本を読みました。
というか、途中で読むのをやめました。
理由は、著者の仕事中毒ぶりが書かれているばかりで、面白くもなんともなかったからです。
朝の4時に出社したり、3年間休みなしで働いたりと、とても真似ができないというより、いくら1億円もらっても、そんな生活をしたいとは、思わないからです。
そんなの下で働く社員は、気の毒としか言いようがありません。
仕事中毒の人は、仕事中毒でない社員の気持ちなど理解できず、理解しようともしないからです。
また、著者は忙し過ぎて、お金を使う暇もないようです。
なぜそう思うかと言えば、人一倍働いて、いかに多くのお金を稼ぐかということは書いてあっても、年収1億円を、どのように使っているか、殆ど書いてないからです。
たまにあっても、使ったお金が、仕事にいかに役立ったかばかりです。
金持ちは、自分の納得したものにだけお金を使うと、自画自賛していますが、「自分の納得したもの」ではなく、「仕事に役立つもの」にだけ、お金を使っているに過ぎません。
著者のボスは、さらに徹底しています。
フェラーリをもっていても、年に2,3回しかない、社内のイベント以外は、乗らないのだそうです。
社員の夢を刺激して羨ましがらせ、向上心を高めるためだそうですが、年に2,3回しか乗れないと知っているフェラーリを見て、羨ましいと思う人が、どれくらいいるのでしょう。
私などは、お金と時間は、自分の楽しみに使ってこそだと思うのですが、仕事中毒の人間は、違うようです。
彼(女)らにとって、年収1億円という金額は、単なるトロフィーであって、人より多い稼ぎがあるという以外、何の意味も持たないのでしょう。
もちろん、仕事をやめてFIREするのであれば、若い頃に頑張って稼いだ甲斐もあるというものですが、そんな生活は、地獄のように感じるに違いありません。
いつも、読んでいただき、有り難うございます。
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