定年後の生活に関する本を、2冊読みました。
1)『100歳までお金に苦労しない定年夫婦になる!』(井戸美枝著 集英社刊)
2)『定年の教科書 -お金|健康|生きがい-』(長尾義弘・福岡武彦著 河出書房新社刊)
どちらも、定年退職後の人生について、概略をまとめて、教科書的にわかりやすく説明してある本です。
もし、老後の不安を、漠然とでも感じている人がいれば、読んでみることを、お勧めします。
退職までは、会社や家庭で、自分の決まった役割をこなしてくればよかった人たちにとって、老後は、誰も導いてくれない世界です。
世界に例のない超高齢化に加えて、資産・年金・健康など一人一人事情が違っていますから、他の人たちの情報をあてにすることもできません。
そのため、老後というと、誰も頼ることのできない、不安いっぱいの世界のように、感じるのではないでしょうか。
しかも、ネットには、老後の不安を煽るような記事が山積みになっており、考えることさえ怖くなって、かえって、対策も何もできない人が増えているとも聞きます。
かつて会社に、癌になるのが怖くいから、癌検診にはかからないのだと言っていた人がいましたが、結局、癌にかかって、若くして死んでしまいました。
年を取ると、誰でもお金と健康に関する不安が増えてきますので、「何がどうなるか」を知っておくことは、無駄ではありません。
1は、グラフや表が豊富で、どちらかと言えば文章を読むよりビジュアルな方が、頭に入るという人がお勧めです。
2は、具体的な金額について、もう少し詳しく説明してあります。
また、お金と健康のことだけでなく、(偏見かもしれませんが)男性の著者が書いたのにも拘わらず、老後の家事(特に食事)についても、しっかりと書かれているところが、好感を持てました。
尚、どちらもamazonなどで、「わかっていることしか書いてない」とか、「同じことの繰り返し」とかいうレビューがありますが、これは、褒め言葉として受け取るのがいいと思います。
誰もがわかっていて、そして、なかなかできないことだから、専門家は何度も書き続けるのですから。
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