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テニスをこれほどつまらなくしたのは、ラケットの進歩だった。

 今では、プロの選手ばかりかアマチュアまで、ほぼ全員が、ストローク・プレーヤーになってしまい、ボレー・プレーヤーは絶滅危惧種となってしまいました。
 ストロークという戦術の方が優れていて、ボレーという戦術を打ち負かしたわけではありません。
 ボールを打つラケットが、進歩したせいなのです。


 以前は木だったラケットが、カーボンやグラスファイバーなどの新素材で作られるようになり、形状や打球面の大きさも進化して、ボールにスピン(回転)がかかるようになってきました。
 その結果、ストロークを思いきり打っても、以前はコートをオーバーしていたボールが入るようになり、打たれるボールのスピードが、どんどん上がってきました。
 つまり、ボレー・プレーヤーがネット際に出ても、ストロークプレーヤーが打った速いボールが、その横を簡単に抜けるようになり、ボレー・プレーヤーが圧倒的に不利になってしまったのです。


 現在、プロのシングルスの試合では、ネットプレーは、殆ど見られません。
 選手は、延々とストロークを繰り返すばかりです。
 武器が一つしかないと、戦術には幅がなくなります。

 サーブとストロークしかないテニスは、何だか、機械が我慢比べをしているかのようで、全く見る気がおきません。


 戦争で例えるなら、飛行機の脅威にさらされることなく、戦艦同士が、遠くから大砲の打ち合いをしているような感じです。

 或いは、野球で送りバントや盗塁といった機動力がなく、ホームランだけで勝負が決まるようなものと言えば分かりやすいでしょうか。

 ゴルフなら、パットもバンカーもなしで、フラットな地面のボールを、思いきり打つだけの勝負になってしまった印象です。


 また、全員が、ストローク・プレーヤーになった結果、誰もが同じようなスタイルで、ボールを打つようになりました。
 バックハンドは両手打ちで、フォアハンドは、軟式テニスのようなウエスタングリップ、フォアもバックも、トップスピンをかけたストロークばかりです。
 シルエットだけ見たら、どの選手か、見分けがつかないのではないでしょうか。

 1970年代後半から、大活躍したジョン・マッケンローが、現代のテニスを批判しています。

wired.jp 彼は、ビヨルン・ボルグ、ジミー・コナーズといった、両手打ちのストローク・プレーヤーが優位に立ちかけたとき、芸術的なサーブアンドボレーで、その牙城を脅かした選手でした。
 ボルグとマッケンローの、ウィンブルドンにおける、1980年、1981年の2年連続の決勝戦は、テニスの歴史に残る名勝負と呼ばれています。

thedigestweb.com

road-to-zennihon.online もう一度、あのような、行き詰まる熱戦を見たいと思うのは、筆者だけでしょうか。

 

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