このブログでは、ネットに出ている資産運用やローンの相談に、無責任な突っ込みを入れています。
大抵の案件では、相談者が無理なローンを組んだり、金銭的な保証もないのに早期リタイアを希望したりと、様々な問題が明らかです。
ところが、今回は、いったいどう突っ込んでいいのかわからない、相談が出ていました。
相談者は、42歳の女性会社員で、資産が4,200万円、マンションの住宅ローンの残額が2,340万円。
結婚を考えている彼氏が、37歳の薬学部4年の学生で、何と、奨学金で3千万円の借金を背負っているということで、老後は大丈夫だろうかという相談です。
まず疑問だったのは、
1)そもそも、奨学金というのは、無担保の借金なのに、3千万円も借りられるものなのか。
2)奨学金を、3千万円も借りなければならなかったのは、いったいどういうわけなのか。
といったところです。
まず、1の限度額について調べてみたところでは、日本学生支援機構の奨学金の最高額は、第一種(無利子)が月額6.4万円、第二種(有利子)が月額12万円で、薬学部はさらに2万円まで増額可能でした。
即ち、月額20.4万円まで借りることが可能です。
彼氏さんは、大学4年ですから、20.4万円*12箇月*4=980万円まで、卒業する2年後まで計算すると、1468.8万円借りられるということです。
これ以外に借りるとすれば、民間の教育ローンということになるでしょうが、保証人不要・無担保では、1千万円程度が限度のようです。
あとは、大学独自の奨学金がありますが、こちらは、卒業後に大学に勤めれば返済不要というところが大半でしたので、大抵の人はそうするのではないかと思います。
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