出費を減らすのには、節約が手段の1つです。
ですが、何度も言うように、闇雲に節約しても、疲れるだけでさほどの効果は上がりません。
節約には、良い節約と悪い節約があります。
良い節約とは、さほど苦労しなくても削れて、かつ、節約額が大きいものです。
反対に、悪い節約とは、懸命に削っても、やったという達成感が残るだけで、さほど削れないものです。
総論賛成・各論反対というのを、ご存知でしょうか。
国の予算折衝などを考えればわかります。
日本の経済が伸びず、税収が根本的に足りない以上、予算を減らさなければならないことはわかっているのに、各省は自分のところだけは何とか減らされないように、財務省と交渉します。
結果、かえって日本の予算は膨れあがるばかりです。
家の出費の話で言うなら、貯金をするために出費を減らすのは賛成だけど、発泡酒はまずいからビールのまま、スポーツジムは健康に役立つから入ったまま、というような感じになります。
上のように、各項目を、ちまちま検討していては、いつまでたっても、出費が減りません。
どれもこれも、必要な気がしてくるからです。
会社では、こういうときにどうするか。
一律に10%減と決めて、問答無用で、総額を減らすのです。
その範囲内で、どのように分配するかは、本人の自由です。
巷間には、コンビニで買い物をするなとか、サブスクリプションを見直せとか、色々な節約アイデアが溢れていますが、どれもこれも、必要だと思ったから、楽しいから支払っているものです。
加えて、人に(特に配偶者に)、無駄だからやめなさいと言われると、どうしても反発してしまいます。
貯金のための節約は、次の手順で行ないます。
1)貯金額を決める。
2)残りのお金の中から、生きていくのに、絶対必要な、生活費を決める。
3)さらに残ったお金から、趣味などに優先順位をつけ、使えるお金を決める。
要は、「これだけ使うと決めて、その枠内でいかに収めるか」しかありません。
まずは、生きていくために絶対に必要な、基本的な衣食住を定めて、そのお金を確保し、次に、趣味などのやりたいことがあれば、残ったお金をどう配分するかを決める。
そうすれば、好きなことを犠牲にせずに、出費を減らすことができます。
■ □ ■ □ ■ □ 昨日の家事 □ ■ □ ■ □ ■
・自分の分の朝食作り
・昼食器洗