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医師と歯科医が使う、「自由診療」という言葉の違いが、医療被害を生む?(1)

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 通常、癌の治療においては、「標準治療」という名の治療を、受けることになります。


 「標準治療」という名から受ける印象は、「保険が効く、並のレベルの治療」というのがせいぜいであり、決して、現代医学の粋を極めたという感じではありません。


 ですが、実は標準治療というのは、「科学的根拠に基づいた観点で、現在利用できる最良の治療」という意味だそうです。

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 一方で、保険が効かない、「自由診療」というものがあります。


 こちらは、あたかも、普通の患者が受けることを許される標準治療よりも、先進的な治療であるかのようです。


 限られた優秀な医師だけが、自由診療を行なえ、裕福で、しかも貴重な情報を得ることのできた患者だけが、その恩恵に預かれるかのような印象を与えています。

 


 ところが、「自由診療」というのは、効くという保証は全くありません。


 もちろん、まだ検証の終わっていない、画期的な治療も含まれているかもしれませんが、大半は、医学的な根拠がありません。


 効くかどうかはわからない、まじないのようなものや、素人でさえ、効くわけがないとわかるものさえあります。

 


 それを、「自由診療」というネーミングにより、あたかも保険の範囲外の優れた診療というように宣伝しており、標準治療で治療が難しいと言われた患者が、一縷の望みをかけて、頼ってしまうようです。

 


 この勘違いを、助長しているのが、歯科医で行なわれるところの、「自由診療」という言葉ではないでしょうか。