前日の記事では、煙草をやめるだけで、40年間で864万円の貯金ができると書きました。
しかも、いくらJTや愛煙家が反対しても、煙草の価格は、これからもどんどん上がっていくでしょう。
何しろ、煙草税は、約2兆円、にのぼります。
国税総収入100兆円のうち1%(1兆円)、地方税総収入43兆円のうち、2.3%(1兆円)が、煙草税なのだそうです。
借金まみれの国が、こんな美味しい税金を、どんどん上げないわけがありません。
しかも、煙草の害が、よく知られるようになったおかげで、喫煙者は小数派かつ社会的弱者となり、値上げに対する反対意見は、殆ど世の中に受け入れられません。
ビールやガソリンでは、なかなかこうは、いきません。
その流れでいくと、これから煙草をやめるなら、1千万円以上が、貯まるかもしれません。
ただし、禁煙が決して楽な道筋でないのは、愛煙家の皆さんが、一番よくご存知でしょう。
何しろ、煙草に含まれているニコチンには、かなり強い依存性があって、一度服用すると、簡単には止められません。
国が、合法的に国民に売りつける、麻薬のようなものですから、これをやめるのは、たやすいことではありません。
私も、前述したように学生時代は、毎日1箱ほど吸っており、何度もやめようとしましたが、どうしてもやめられませんでした。
就職と同時に、環境が激変したことを機会に、やめることができましたが、禁煙の難しさはわかっており、不可能を、押しつけようというわけではありません。
(この項、まだしばらく続きます)