gendai.ismedia.jp タレントの森永卓郎氏が、年金の繰り下げ受給について、コラムを書いていました。
最近出版した新刊、「長生き地獄」という本の抜粋だそうです。
これまで私は、このブログで、年金をなるべく遅く、できることなら、75歳まで繰り下げ受給すべきだと、主張してきました。
そのために、若い頃から天引き預金をし、共働きをして、少しでも年金を増やすことが、老後の生活を楽にすることを、勧めてきたわけです。
というのは、標準受給年齢である、65歳から受給を開始すると、年金が平均で年間200万円そこそこしかもらえず、長生きすればするほど、お金が足りなくなってくるからです。
これに対して、日本共産党の宮本徹議員が国会で、「繰り下げ受給をすると、平均寿命で死んだ場合に、損をする」と指摘したそうです。
森永卓郎氏は、それを検証し、「男の単身世帯の場合、平均寿命で死ぬと、466万円も生涯の年金手取り額が減ってしまうのだ。」と宮本徹議員の主張を後押ししています。
ただし、その論理には、いろいろと問題があります。
(この項、続きます)