閑話休題。
ここで提案する消費税貯金というのは、買い物をするたび、消費税と同じだけの金額を、財布から貯金箱(或いは口座)に、入れるというものです。
1万円の買い物をして、千円の消費税を払ったとすると、その日のうちに、さらに千円を、財布から貯金箱に入れるようにします。
そうすれば、買い物をすればするほど貯金が増えます。
もちろん、魔法ではありませんので、手持ちのお金は減っていきます。
従って、今までのようなペースでは、買い物はできません。
自然と、これまでよりも買い物が減り、どこかでバランスが取れるはずです。
このように、払った消費税を貯金するというのは、買い物を自然に減らして貯金を増やすという、一石二鳥の妙手なのです。
物価が10%上がったようなものなので、最初はきついかもしれませんが、消費税率が10%上がったと思えば、どうしても耐えられないものではないでしょう。
何しろ、消費税率は、この先、必ず上がります。
岸田首相は、消費税率を当分上げないと明言しましたが、ほとぼりが冷めたら、また、必ず上がるはずです。
何しろ、コロナ対策で大盤振舞した分と、ワクチンや治療の費用の分を、どこかで調達しなければなりません。
また、IMFにも、まず15%に、最終的には20%に上げるよう、勧告されています。
国会で、自民党が圧倒的な多数を握っている間に、上げられるだけ上げようというのは、誰でも考えるところでしょう。
これに備えて、いつ消費税率が上がってもうろたえないように、その分を貯金しておくことは、無駄ではないはずです。
(この項、続きます)