なぜか、今、占いブームだそうです。
news.yahoo.co.jp 一つには、新型コロナ(covid19)の流行で、人生の先行きが、不安だからということもありそうです。
自分の行く末がどうなるか、また、どんな選択をすれば、未来が拓けるかといったことについて、他者のアドバイスを聞きたくなるのは、無理からぬこととも思います。
ただ問題は、占いというのは、果たして意味があるものなのかということです。
占い師が、あなたの過去のことを言い当てたからといって、未来のことがわかるとは限りません。
占い師が、未来のことを当てることができないという、明らかな証拠があります。
占い師であろうが預言者であろうが、新型コロナ(covid19)の襲来を予言した人は、一人もいないということです。
一部には、○○先生が当てたとかいった記事が出ていますが、少なくとも、2019年12月に、中国でコロナウイルスが初検出される前には、予言していない筈です。
もちろん、「何か重大なことが起きる」という予言はあったかもしれませんが、そんなあやふやなものは、役に立ちません。
全世界に影響を与えるような、これほどの一大事が予言できないのに、身の回りの小さな未来が、見えるでしょうか。
量子論のように、全体は確率的に当たるが、個人の小さな出来事は外れることがあるというのなら、まだわかりますが、逆です。
頑張って稼いだ大事なお金を、そんな不確かなものに費やすくらいなら、美味しいものでも食べて気分転換をした方が、余程自分のためになると思います。
ただ、元々占いに行くような人は、こういった助言には、耳を貸さないというのも、わかりきったことなのですが……。
尚、どうしても相談したいことがあるなら、カウンセリングに行くというのも、有効な手段ではないかと思います。
別に、心療関連の病気がなくても、ちょっとした不安や迷いを相談しても、ちゃんと、相談に乗ってくれるはずです。
占い師と違って、多くのカウンセラーは、しっかりしたトレーニングを受けており、1時間近くかけて、じっくりと話を聞いてくれます。
心療内科は敷居が高いという方にも、カウンセリングはお勧めです。