共働きと家事の話に戻ります。
私が担当していた家事のうち、妻の負担を一番軽くしたのが、食後の片付けと掃除だそうです。
掃除の方は後ほど触れるとして、何しろ、前に説明したように、食事の支度には、手間と時間がかかります。
ストレスと空腹を抱えて、疲れて仕事から帰ってきたと思うと、毎日毎日、食事を作らなければならない。
何とか作って、食べて飲んで、やっと落ち着いたところへ、さらに、片付けをしなければという大仕事が残っていると思うだけで、ガックリくるそうです。
買ってきた惣菜を、そのまま出してもいいかという論争の話を、2021-12-02の記事に書きましたが、うちでもこんなことがありました。
刺身を買ってきた妻に、「スーパーのトレイのまま、食卓に出してもいい?」と尋ねられたのです。
それはあまりに味気ないので、「お皿に並べてくれると嬉しい。お皿は僕が洗うから」と答えたのを、今でも覚えています。
片付けのことまで考えると、料理する人は、思いどおりの仕事ができません。
食事の片付けというのは、本当に面倒な仕事ですが、誰かがやらなければならない以上、料理を作る人とは別の人間がやるべきだと思います。
かつて、「私作る人、僕食べる人」という、顰蹙もののCMがありました。
ja.wikipedia.org この言い方をするなら、「私作る人、僕片付ける人」となるべきでしょう。