では、私の場合は、実際に、いくらくらいの貯金をしていたのでしょうか。
探してみたら、昔の給与明細を見つけることができました。
しかも、新入社員として入社した年度から、残っていました。
我ながら、よく取っておいたものだと思います。
尚、以下の金額は、すべて額面です。
あの時代は、初任給は今とは比較にならないほど低く、基本給が14万円でした。
現在の初任給の平均は、22万6千円だそうですから、隔世の感があります。
基本給14万円と、残業手当が2万円程度、額面16万円そこそこの収入に対して、社内預金の天引き額が、月々2万5千円となっています。
いくらなんでもこれは多いようです。
最初の賞与は、雀の涙程度だったので、6ヵ月分も引かれたら、マイナスになってしまいます。
残っていた明細は、4月ではなくて11月のものだったので、最初は1万円くらいにして、途中から増やしたのでしょう。
また、給与だけでなく、賞与のときにも、天引きをされていました。
賞与からは、給与の天引き額の6ヵ月分が、引かれるというシステムになっていたのです。
賞与は、年に2回ありますから、1年で12ヵ月分が、賞与から引かれていたことになります。
即ち、給与12ヵ月分と2回の賞与12ヵ月分で、月々の天引き額(初年度は2.5万円)の24ヵ月分、年間にして60万円が、天引きされていました。
入社2年目になると、基本給が1万円上がって15万円、残業手当が、3万円程度。
天引き額は4万円になっています。年間にして、96万円です。
トップに貼りつけたグラフで、横軸が時間、縦軸が金額、実線が給与で、点線が天引き額です。
このように、基本給が、毎年1万円から2万円ずつ上がっていきました(いい時代でした……)。
これに伴い、生活用の口座に入るお金(実線と点線との差)が、あまり変わらないように、天引き額を増やしていきました。