2021-11-01に、現役時代の収入が高いからといって、年金は思ったほどもらえないという話を書きました。
これに関して、次のような記事が、東洋経済オンラインに出ていたので、紹介します。
こちらでは、手取り給与が35万7千円のAさんと、手取り給与がその半分の17万9千であるBさんをモデルにしています。
それぞれが、現役時代に支払う負担額と、定年後にもらえる受給額は、いくらになるかという話です。
単純に考えれば、AさんはBさんの2倍の収入があるのですから、年金負担額は2倍になり、受給額も2倍になると思えます。
ところが実際には、年金負担額は確かに2倍になるにもかかわらず、受給額は、25%増しにしかならないのだそうです。
私も正直、これほど差がないとは思っていませんでした。
これからわかることは、いくら年収を増やしても、負担額が増えるばかりで、受給額は、思った以上に増えないということです。
夫だけが働いている場合、年収を2倍に増やすのは、容易なことではありません。
これに対して、専業主婦だった妻に働いてもらえば、働いただけ年金の受給額が増えます。
働く妻が、夫の半分の給与しかもらえなかったとしても、夫の2割近い年金をもらうことができるのです。