実は、年金の受給額を増やすための手段は、2つあります。どちらも、後で詳しく説明します。
1)年金の繰り下げ受給
年金を受給し始める時期を遅らせることにより、月あたりの支給額を増やすことを、繰り下げ受給と呼びます。標準的な定年である、65歳からもらい始めることの多い年金を、例えば70歳からもらい始めることで、毎月の年金を増やすことが可能です。
2)共稼ぎ
共稼ぎをして、妻にも国民年金だけでなく、厚生年金を受給してもらうのも、有力な手段です。国民年金の受給額はほぼ6万円ですが、厚生年金の女性の平均支給額は、ほぼ10万円だそうです。月に4万円増えれば、年間で50万円違ってきます。
尚、本ブログでは、これまで、そして恐らくこれからも、夫婦のうち家事を専業でする側が、女性であるように(専業主”婦”のように)説明していきます。これは、日本の家庭の大半が、そのようになっているためです。
中性的な言葉があれば、それを使うのですが、専業主婦/主夫というように書いていると、文章が煩雑になってしまうので、何卒、ご理解下さい。