ここまで書いてきた、なぜ貯金をしなければならないかということを、まとめてみました。
1)妻が専業主婦だったサラリーマンの、厚生年金の平均額は、夫婦で月20万円程度にしかならず、この先、額が増えることは、まずありません。おまけに、ここから税金や健康保険などが1割取られます。
2)月20万円という額は、食べるには困らないかもしれませんが、趣味やちょっとした贅沢をするには、全く足りません。
3)しかもそれは、持ち家があっての話です。年金から家賃を差し引かれると、かなりギリギリの生活になってしまいます。また、年をとってから新たに家を借りようとすると、断わられることが多いのが、今の日本の現状です。
4)老後といっても、60代から70代前半くらいまでは意外に若々しく、ある程度のお金がないと、充実した生活が送れずに老化が早まる危険性があります。