1億円貯めて、60歳で会社を辞めました。

【毎日更新】ただのサラリーマンが、投資抜きで1億円を貯め、60歳で早期リタイアできたわけ。

食費の節約は……

 貯金のためには節約をしなければと、皆が思うところです。そして、まず手をつけるのが食費という方が多いでしょう。

 確かに、食費というのは、毎日のようにお金を払うものであるため、これが減ると成果が目に見えます。そのため、一見効果が高く、「やった感」が出やすいという特徴があります。

 ですが、食費の節約というのは、実はあまり効率がよくないものなのです。


 エンゲル係数というのをご存知でしょうか。

 ドイツの社会統計学者であったエンゲル氏が提唱したもので、家計の消費支出全体に占める、食費の割合で計算します。これが低いほど豊かで、高いほど貧しいと言われています。

 なぜこれが、家計の豊かさを表わすかというと、いくらお金持ちでも、それほど毎日の食事では贅沢をしないし、しても金額が限られるからです。10倍の年収があるからといって、酒池肉林の生活をするわけではなく、食費が10倍かかるわけではありません。

 即ち、お金持ちは、他の嗜好品や贅沢にお金を使うため、支出に占める食費の割合は低くなります。


 逆に、食費というのは、生命を維持するために必要な経費です。従って、いくら貧しくても、最低これくらいという費用が必要となってきます。月に3万円にすることは、必死の努力で可能でも、月に1万円の食費で健康に暮らすことは、まずできません。

 このように、いくら頑張っても、ある程度以上は食費を減らすことができないため、効率が悪いというわけです。

 おまけに、例えばビールを発泡酒にしたり、肉のグレードを落としたりすると、やはり食べるほうにもわかり。それが毎日続くと、次第に不満が溜まってきます。


 もちろん、節約を楽しむのは自由ですが、節約の本来の目的は、全体の支出を減らすことだというのを、忘れがちになってしまってはいけません。

 前日の記事に書いたように、いくら頑張っても、食費が他の項目に紛れていて実際には支出が減っていなかったり、栄養が偏って健康に悪い影響を与えたりしかねません。

 あまりに贅沢だと感じるようなら、節約もありですが、適当なところで、止めておくのがいいと思います。

参考文献:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AB%E4%BF%82%E6%95%B0