厚生年金に加入している人の支給額は、月額平均14.6万円だそうです。これに加えて、妻が専業主婦の場合の国民年金が、月額約6万円。
つまり、65歳からもらえる年金は、わずか、月に20万円、年間で240万円です。おまけに、ここから税金や健康保険などが1割取られます。
平のサラリーマンで退職した私が貰う予定の金額も、それほど変わりません。公務員だった父親の、年金額を聞いていただけに、初めてねんきん定期便を見たときには、愕然としました。何かの間違いかと思ったほどです。
いくら老後とはいえ、年間で240万円で夫婦2人が暮らせると思う人は、お金や家計によほど関心のない人でしょう。
現在の年収がいくらかを考えてみると、その差は歴然のはずです。大半の人は、現役時代の半分以下のお金で、暮らさなければならないということです。
加えて、今後も年金額は減る一方で、増えることはないでしょう。そして、貰い始めの年齢も65歳から段階的に70歳に引き上げようとする動きが出ています。