1億円貯めて、会社を辞めました。

【毎日極楽】いかにして1億円を貯金し、60歳からの早期リタイアの日々を幸せに過ごしているか

ブログの方向性を変えてみようかと思った話(続・財布は踊る 他1冊を読んで)

  前稿では、「ピンクの財布を勧めるような立場にはなりたくない」と書いた。chotiku.hatenablog.com

 しかしながら、1の「ファイナンシャル・ウェルビーイング」と2の「財布は踊る」 の2冊を読んで、どうしても、ある誘惑が頭を去らない。

 それは、このブログも、2の「財布は踊る」の登場人物のような、金融リテラシーを持たない人を相手にした方が、圧倒的にアクセス数を稼げるのではないかということだ。


 本ブログは、どちらかと言えば、「ファイナンシャル・ウェルビーイング」寄りの内容である。
 即ち、若いうちから毎月、少しずつでもいいからお金を天引きして貯めておけという、地味な主張をしている。
 サラリーマンが確実にお金を貯めるのは、どう考えても、この方法しかないからだ。

 

 そのお金を、投資に回すかどうかは別の話だが、投資をするにしても、毎月少しずつ積み立てて金融商品を買うのが、最もリスクの低い方法である。
 また、投資というのは、損をすることもあるから、全額は投資に回さず、ある程度の手元資金を持っていたほうがいい。

 本ブログでは、占いや風水はもちろん、お金持ちになるための習慣なども、否定している。

 トイレを掃除したり、長財布を持っているからといって、お金持ちになれるわけはないからだ。

 

 どれもこれも、ちゃんとリテラシーのある普通の人にとっては、当たり前のことでしかない。
 「言うは易く行なうは難し」で、実行するのはそれなりに難しいのだが、決して不可能ではない。

 それだけに、普通の人が読むと、当たり前のことを何を偉そうにと思ってしまうし、一攫千金を狙う人にとっては、何の役にも立たないブログである。

 

 それだけに、2の「財布は踊る」 に出てくるような人々が、思った以上に世の中に多いということなら、そのレベルに合わせて、「金貨を財布の中に入れておけば、金運が寄ってくる」などという「与太話」を書いたら、もっとアクセス数が増えるのではないだろうか。
 そして、ブログが評判になり、いつかは出版社から本を出せというような誘いも来るのではないだろうか。
 そんな思いが、最近、頭をもたげるようになってきたのである。

 

 とはいえ問題は、そういった「与太話」を書くには、ある種の才能がいるということだ。
 一見して、論理が破綻していているようでは駄目だし、また、似たような話が世の中に溢れている現状で、人を魅きつける「何か」を産み出さないといけない。
 また何より、自分が信じてもいない文章を書き続けるのは、かなりのストレスなのである。
 というわけで、しばらくはこの調子で、「当たり前のこと」を綴り続けるしかないと、自分に言い聞かせたのだった。

 

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財布は踊る 他1冊を読んで

2冊の本を、続けさまに読んで、思うところがあった。
1.「ファイナンシャル・ウェルビーイング   幸せになる人のお金の考え方 」   山崎俊輔    青春出版社

www.seishun.co.jp


2.「財布は踊る」 原田ひ香 新潮社

www.shinchosha.co.jp

 尚、ネタばれがあるので、未読の方はこの稿を読まないことを勧める。

 

 前者は、お金と、幸せな生き方について書かれた新書。
 豊かなはずの日本人が、すこしも幸せでないのはなぜかということから始まり、お金と幸福の関係を、じっくり考えてみようという本である。
 貧乏でも気の持ちようで幸せに暮らせるといった、作者の考えを押しつけるような本ではない。
 また、こうすればお金が貯まるとか、こうすれば幸福になれるとかいった、怪しげなノウハウ本でもない。
 お金がある人はあるなりに、ない人はないなりに、幸福に生きるすべを、考えさせてくれる。
 あたりまえのことしか書いてないのに、非常に腑に落ちるのは、既に我が家が似たことを実践しているせいかもしれない。

 ただ、あたりまえのことしか書いてない上、煽情的な題名もついていないせいか、さほど話題にもなっていないし、amazonのレビュー数など見ても、それほど売れているとも思えない。

 

 それだけなら、1はさほど印象に残らなかったかもしれないが、この次に読んだのが、2の「財布は踊る」だったから、インパクトが強かった。
 登場人物が、いくら使っても月々のカードの支払いが3万円だからとリボ払いで買い物をする男だったり、消費者金融から借金をして怪しげなFXの教材を買う男だったり、50万円の借金を待って貰うために毎月8万円ずつ払い続ける男だったりと、金融リテラシーの皆無な人間たちばかりなのである。

 

 読んで思ったのは、私が思っていた以上に、世の中には金融リテラシーのない人々があふれているということだ。

 過去に下のような記事を書いたりして、知識としては知っていても、小説として読むことで実感として迫って来た。
「ここまで○○だとは思わなかった」というのが、正直なところである。

chotiku.hatenablog.com

 

 そして、そんな人々に、「ピンクの財布を持てば金運が上がる」という本や、「俺はリクルートに採用されたがそっちを蹴ってFXをやっている」と、教材を売りつける連中も登場する。

 どちらの立場にもなりたくないが、少なくともそういった連中に食い物にされないよう、お金に関する理屈はわきまえておかないと、改めて実感した。

 

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現代ビジネスの記事は、(正確さはともかく)少なくとも読んでいて面白い

 YAHOOニュースを読んでいると、脇にお勧めの記事が出てくる。
 以前ほどではないが、年金とか貯金とかに関する記事は、よくクリックする。
 もちろん、向こうもそれがわかっていて、そういう記事をお勧めに乗せてくる。

 

 よく出てくるのが、LIMO、ゴールドオンライン、ファイナンシャルフィールドあたりである。
 ただ、言っては悪いが、どれも記事の中身があまり面白くない。
 単なる、年金や蓄財の話が並んでいるだけである。
 為にはなるかもしれないが、一度読めば、あとはどこかで読んだ話を繰り返し載せているだけで、さっぱり頭に残らない。

 それがわかってからは、お勧めに出ていても、あまりクリックしなくなった。

 

 その点、現代ビジネスの記事は、よくできている。

chotiku.hatenablog.com

 見出しがセンセーショナルなのに加え、物語形式になっていて、「失敗」した人の話が読めるので、読んでいて面白い。
 ただ、上の記事で書いたように、正確さには欠けるところもある。
 「詳しい」著者というよりは、「物語を作るのが上手な」著者に書かせているのだろうと思う。

 

 まあ、最初に挙げたサイトは、現代ビジネスと違って、お金に関する専門サイトなので、どうしてもネタ切れになってしまい、記事の数を揃えるのに苦労するというところはあるのかもしれないが。

 

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年2百万円で豊かに暮らせと言いながら、癌治療費に4百万円を出せる森永卓郎氏

 しばらく前に、森永卓郎氏が、膵臓癌にかかっているというニュースが出ていた。
 病人のことを話題にするのはどうかと、少しためらったが、以前に何度もこのブログで取り上げた人物でもあり、思ったことを書いてみた。 

 

 これまでにわかっていることは、
・体重減少で人間ドックにかかったら、ステージ4の膵臓癌が判明した。
・癌の原発が不明なので抗癌剤は投与できず、一時は危ない状態になったが、オプチーボを投与されたら、かなり好転した。
・オプチーボは膵臓癌には保険適用にならないため、自由診療となっており、治療費は4百万円以上かかっている。このままいくと、年間で2千万円に到達しそう。

news.yahoo.co.jp

 

 さて森永氏と言えば、「年収300万円時代」で有名であり、最近では、「年収200万円でも、こうすれば豊かな生き方ができる」といった記事を投稿していた。

toyokeizai.net


 その方法とは、都会と田舎の中間の「トカイナカ」に家を持ち、半農生活をすることだそうだ。

 筆者は以前のブログで、森永氏の提案を、「あまりに非現実的で、金持ちの道楽に過ぎない」と評したが、今回の4百万円オーバーという治療費は、まさにそれを証明している。

chotiku.hatenablog.com

 

 4百万円の治療費を払うには、それだけの貯金が必要だが、とても、年収2百万円の人間が貯められる額ではない。

 ということは、年収2百万だったら、彼は既に死んでいるということだ。

 

 また、他人には「年収2百万円でも豊かに暮らせる」と言いながら、いざ自分が病気になったときは、その2倍もの治療費をポンと出すことに何の矛盾も感じず、しかもそれをテレビで喧伝しているということでもある。

 そんな人間の言うことを、真面目に聞いていたら、馬鹿を見る。

 

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中国経済は、危機なのか。もしそうだとすれば、日本は何をすべきか。

 中国「恒大集団」の破綻により、中国経済のバブルが弾けるのではないかと、もっぱらの噂である。
 反中陣営は、「次はどこが破綻する」とか、「これで習近平政権も終わりだ」など、景気のいい話(彼(女)らにとって)を、あちこちで吹聴している。

 

 とはいえ、「中国経済は、もう終わりだ」という話は、(主に反中派から)主張され始めて、もう、15年以上になるのである。
 2008年の北京オリンピック(夏)の前には、「オリンピックが終わったら、中国経済は一気に駄目になる」という話が、まことしやかに囁かれていた。
 その次は、「買い手がない幽霊ビルが中国じゅうにあって、完成せずに放置されており、国内で金が回らなくなる」という話だった。

 

 だが、その間にも、中国経済は落ち込むどころか、延々と成長を続けてきた。
 百年に一度の経済危機と呼ばれたリーマンショックの時も、アメリカに引きずられて落ち込むと思われていたのが、逆に巨額の投資を行なって、むしろ世界的な影響力を高めている。
 中国は、日本のバブル崩壊をよく観察し、その轍を踏まないように、うまく経済をコントロールしているようだ。

 

 一方で、日本はどうか。
 リーマンショック震源地は、アメリカだったが、最後まで立ち直れなかったのは、アメリカではなく日本だった。
 今回の中国で、もしバブルが崩壊して経済危機が起こった場合にも、最も悪影響を受けるのは、中国ではなく、日本なのではないか。


 大不況になると、どこも、他国の影響をシャットアウトして引きこもり、自分だけは助かろうとする。
 ところが、日本の場合、中・米・EUといった巨大経済圏に比べ、国内市場が小さく、いざとなって引きこもっても、食べていけないのである。

 

 日本政府は、中国の経済危機が起きたとき、自国の被害を最小限に食い止められるような政策を、今からしっかりと考えているのだろうか。

 

 ただでさえ、自民党は旧安倍派の影響が強く、思想が反中に偏り気味だ。
 中国の状況を、「あいつら、きっともうすぐ潰れるんだぜ」と、期待を込めて見守っている場合ではないのである。

 

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読者を「バカ」と言う和田秀樹氏

・バカほど「タバコは絶対ダメ」と言いたがる
落ち込んだときに反省するのはバカの所業…日本人の9割に当てはまる「前頭葉バカ」を予防する習慣
「メタボが怖いから肉を控えよう」はバカの行動様式だ
社会的地位や学歴はまったく関係ない…精神科医が「本当にバカだ」と思う人の特徴

 

 上は、精神科医である和田秀樹氏が、最近、プレジデント・オンラインに寄稿した記事の題名から、抽出したものである。
 見事に、「バカ」のオンパレードで、決して気分のいいものではない。


 記事の大半は、同氏の著作からの抜き取りであり、同氏が改めて書き下ろしたものではないことから、これらの題名は、プレジデントの編集部がつけているのだろうと推測される。
 編集部は、アクセス数を見ながら題名をつけているのだろうから、きっと「バカ」という文字が入ると、アクセス数が伸びるという計算があるのに違いない。


 「バカ」の入った記事を好んで読む人は、自分はバカだとは、思っていないだろう。

 きっと、「バカな人が何を考えてどんな行動をするのか見てやろう」と思って読むのに違いない。


 私などは、「バカ」という文字を見ただけで読めなくなるし、「この人は、人をバカという人だ」という意識が働いてしまい、同氏の他の著作も、読む気が失せてしまうのだが…。

 

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眼鏡を作るとき、眼科医に処方箋をもらってはいけないわけ

 日本眼科学会が、下のような声明を出している。

www.nichigan.or.jp

 要は、眼鏡を作るときは、眼鏡店で検査をするのではなく、眼科医に検査をしてもらえというものだ。


 確かに、病気を見逃す恐れはあるから、眼鏡店の検査を妄信することは、避けた方がいいのは、言うまでもない。
 だが、眼科医に検査をしてもらって、その処方箋を持って眼鏡店に行くと、どうなるか。
 『処方箋通りの眼鏡しか、作ってもらえない』のである。


 実際に、店で眼鏡をかけてみると、「もう少し度を弱くしたい」とか、色々とあるだろう。
 だとしても、変更することができないのだ。

 要は、眼鏡店は処方箋を受け取ってしまうと、薬局の薬剤師のような立場になってしまい、自分で薬を調合することができないのである。


 また、最近の眼鏡店では、レンズを作ってみて、どうしても見え方が良くない場合、半年間は無料で度数を変更してくれるといったサービスもあるが、それもしてもらえない。


 加えて、眼科医は、正常な人の視力を測定するのが専門ではなく、視力がおかしい人の病気を見つけるのが仕事である。
 だから、測定の機械が、やたら古かったりするし、毎日、視力を測るのを専門的にやっている眼鏡店の店員に比べ、検査の腕も劣ることがままある。

 

 目に異常を感じるとか、そういった場合を除き、眼科医で眼鏡の処方箋を作ってもらうのは、避けるべきであろう。

www.owndays.com

 

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