1億円貯めて、会社を辞めました。

【毎日極楽】いかにして1億円を貯金し、60歳からの早期リタイアの日々を幸せに過ごしているか

現代ビジネスのタイトルが、「ヤバすぎる」わけ

 本ブログでは、ネットの記事について、様々な突っ込みを入れているのだが、突っ込み先としは、講談社の「現代ビジネス」が圧倒的に多い。

gendai.media

 一つには、突っ込みどころが満載、つまり、脇の甘い記事が多いということがある。
 もう一つが、自分が、現代ビジネスの記事をよく読んでいるということがある。
 見出しが、目に止まりやすいのである。

 同サイトの見出しをパッと見て目につくのが、「後悔」、「ヤバい、ヤバすぎる」、「衝撃」、「危険すぎる、深刻すぎる」、「残念」、「予想外」、「末路」、「悲劇」といった、過激な文言だ。


 「老後のお金を注ぎ込んで、タワマンを購入した72歳の末路」などという文字を見たら、いったい、どんな目にあったのだろうと、ついついクリックしてしまう。

 もちろん、中身は大したことは書かれてなくて、タワマンを買ったはいいが、友だちができなくて引っ越したとか、修繕積立金がどんどん上がっていって、払うのが大変だとかである。

 それでも、「衝撃」とか「悲劇」とか言われると、ついクリックしてしまうのが暇人の悲しさであり、筆者も例外ではない。

 

 ちなみに、本物の「末路」というのは、下の記事にある、「ウクライナ侵攻に抗議した人物の末路」というようなものを言う。

www.newsweekjapan.jp

 閑話休題

 過激なタイトルで人を集めるというのは、江戸時代の見世物小屋の、「六尺の大イタチ(六尺の大板血)」の時代からよくある手口で、今に始まったことではない。

 特にネットでは、クリックして貰わないと、そこから先に進まない。

 なので、本ブログでも真似をして、「末路」とかタイトルにつけたこともあったが、アクセス数には殆ど変化がなかったのと、あまりに恥ずかしくてやめてしまった。

 その点、現代ビジネスの図太さは、大したものである。

 

 閑話休題、同サイトの見出しについて、調べてみた。
 現代ビジネスの記事のうち、現在見られるものは、およそ6.6万件ある。
 これは、同サイトの全文検索機能を使い、「の」、「た。」、「が」、「は」などについて調べた結果から導き出したものだ。


 どの検索結果も、ほぼ、315から317ページがヒットした。

 1ページには、20件の記事が載っているので20倍して、記事の数は約6.3万件と推測される。
 もちろん、検索機能の機能制限によって、件数が頭打ちになっている可能性はあるが、厳密な調査ではないし、それ以上は調べられないので、容赦願いたい。

(タイトルの分析結果は、翌日に続く)

 

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福留孝介選手は、普通の父親に戻らない方が、家族のため

 中日の福留孝介選手が、45歳で現役を引退した(らしい)。
 かなり古い選手であり、大リーグ(今はメジャーと呼ぶ方が、分かりやすい)でやっていたということもあって、名前だけは知っている。

 さて、この選手が、引退会見で言った言葉に、引っかかった。


福>「子どもたちともこれから少し時間ができるので、いろんなことをしたい。『普通の父親』に戻れる部分なのかなと思う」

www.nikkansports.com

 これを聞いて思い出したのが、ドラマにもなった、「ミステリと言う勿れ(田村由美作、小学館)」で、主人公の久能整(ととのう)が言ったセリフである(単行本1巻、pp. 91-93を、一部改変)。

 

整>「メジャーリーガーや監督は、家族のイベントで、時々試合を休むんですよ」
整>「彼らは、子供の成長の記念日に、立ち会いたいから休むんです」
整>「それについて日本の解説者は、『奥さんが怖いんでしょうねえ』と言うんです」
整>「自分がそう思ったことがないから、メジャーリーガーが、イベントに行きたくて行っていることが理解できないんです」

 

 福留選手も、野球一筋で、これまでは子供のことなど構わずに、奥さん任せできたのだろう。
 そして、やっと暇ができたから、子供の相手をしてやれるということらしい。
 だが、子供の相手というのは、親に「暇ができたから」するものなのだろうか?


 野球選手が忙しいのはわかるが、世の中のお父さんたちも、忙しさではかなりのものだ。
 共働きのお母さんは、もっと忙しい。
 その合い間を縫って、子供を育てているのである。

 

 そもそも、福留選手に、子供の相手をする暇がなかったとは思えない。
 というのも、今から5年前の2017年、上の子供が10歳のときに、彼の不倫が発覚しているからだ。
 若い女の子(相手は20代とあった)不倫をする暇はあっても、子供の相手をする暇はなかったらしい。

 

 同じ巻(p. 69)での、整のセリフを借りるなら、
「お父さん、あんなに忙しい忙しいって言ってたのに、野球の仕事は何より大事で、そのためにすべてを犠牲にしてきたのに、女の子と遊びに行く暇はあったんだね」というところだろうか。

 暇になったから、「普通のお父さん」に戻ると言われても、子供の方は、どうしていいか戸惑うばかりの気がする。

 

 さらに言うなら、「戻る」という表現がおかしい。

 「普通の女の子」からアイドルになったキャンディーズが、「普通の女の子に戻りたい」と言ったのは、合っている。

 だが福留選手は、「普通の父親」であったことは、一度もないのだから、戻るも何もないだろう。


福>「これからは少し時間ができるので、いろんなことをしたいと子供たちも言った」

 と言いつつ、会見の中で、家族としたいことを聞かれて、「何もない」と答えている。
 数十分はある会見の中で、家族の話が出たのも、この一瞬だけだ。
 彼にとって家族の存在は、その程度のものなのだろう。
 家族がどうのと、思ってもいないことを、言わなくてもよかったのにと思う。

 

 尚、以前にも、やはり中日ドラゴンズに関するブログを書いたが、別に、同チームに含むところがあるわけではないので、念の為。

chotiku.hatenablog.com

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岸田首相は、国葬後に牙を剥くか

 もうすぐ、安倍元首相の、国葬が行なわれる。
 以前に、世界中から首脳が集まる、エリザベス女王国葬と比較されるという話を書いた。

chotiku.hatenablog.com

 今回は、日本の戦後唯一の民間人で国葬にされた、吉田茂元首相の場合と比較してみようと思う。

 1967年12月に、吉田茂元首相が亡くなったときの首相は、佐藤栄作氏だった。
 このときは、戦後初の民間人の国葬であるから、かなりの反対意見があったと聞いている。

 だが、吉田氏が首相を退任したのが1955年であり、死去したのは、それから12年後だ。

 その間、日本は、吉田氏の軽軍備国家論(いわゆる吉田ドクトリン)の下、未曾有の経済発展を遂げた。

ja.wikipedia.org

 即ち、吉田氏に対する個人的好悪はともかくとして、彼の政治的な評価は、ほぼ定まっていたと言えよう。

 そのあたりが、未だに毀誉褒貶のある安倍氏とは、根本的に違っている。

 国葬の理由として岸田首相が挙げるところの、「最長政権」と、「非業の死」は、彼の政治的な評価とは、何の関係もないのである。


 加えて、佐藤氏と岸田氏との違いは大きい。

 佐藤氏が首相になったのは、1964年12月であり、国葬までに3年間が過ぎている。
 派手さがないばかりか、何となく陰険なイメージがあり、国民の人気も支持率もさほど高い政治家ではなかったが、好景気にも助けられ、手堅い政権運営をしていた印象がある。

 即ち、かなりの実績を積んでいるからこそ、自分の意見を押し通すことができたのであった。

 

 これに対して岸田総理は、2021年11月に就任して、まだ1年足らず。
 しかもその間、見事なほどに、何の実績もあげていない。
 これでは、安倍氏の葬儀を、自分の実績アップに利用すると言われても、反論しようがないであろう。

 

 以前にも書いたが、闇将軍田中角栄元総理の傀儡と呼ばれ、「田中曽根内閣」と揶揄された中曽根元総理は、田中氏が凋落した途端に、自らのポリシーを前面に出して、長期政権を築いた。

chotiku.hatenablog.com 岸田氏も、安倍氏の死を奇貨として、安倍派と統一教会の影響を脱し、「新しい資本主義」とやらを遂行していくのかと思っていたが、そんな胆力はないようだ。
 それとも、当分国政選挙がないことから、国葬を経て安倍派の勢力が落ちるまでは、衣の下に鎧を隠しておき、そこから、一気に牙を剥くのだろうか。

 

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データの正しい見方について(実は、はしごから落ちやすいのは、年寄りではなく若者の方だった)

 「はしご・脚立」からの転落事故のニュースを、テレビで放映していた。
 被害者の約4割が、60歳代以上であり、高齢者は気をつけないといけないという、9月19日の敬老の日に合わせたニュースだった。

www.nite.go.jp

 このニュースだけ聞けば、「そうか、年をとると、はしごから落ちやすくなるから、気をつけなければ」と、考えることだろう。
 しかしながら、私の場合、かなりひねくれているのか、まず頭に浮かんだのが、じゃあ、「60歳以上の高齢者」というのは、日本の人口の何割くらいいるのかということだった。


 最近は、高齢化が進んでいる。
 もし、60歳以上が、全人口の4割を占めるのであれば、特に高齢者が気をつけなければならないという理由は、全くない。
 そこで、60歳以上の人口比を、軽い気持ちで調べてみたのだが、意外にもこれが苦労した。

 高齢者というのは、「65歳以上」ということにどこかで決まっているらしく、65歳以上のデータは山ほどあるのに、「60歳以上は○%である」というデータが、どうしても見つからなかったのである。


 仕方がないので、総務省の人口推計から、計算した。

https://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/202208.pdf

 2022年3月1日の確定値によれば、日本人の人口は、1億2244万4千人、そのうち60歳以上の高齢者は、4333万7千人であるから、43,337/122,444=0.353933227。
 即ち、日本人のうち35.4%、何と3分の1以上が、60歳以上なのである。

 

 さて、この人口比と、先の事故のニュースを比べて、言えることは何だろう。
 ニュースでは、「事故の4割が60歳以上だから、年寄りは気をつけましょう」というニュアンスだったが、その60歳以上が人口の35.4%を占めていることを考えれば、年寄りは、意外にも健闘しているのではないか。


 年を取れば、当然、視力も筋力も、バランスを取る力全体が落ちてくる。
 にも拘わらず、若者とさほど変わらない事故率であるということは、経験などで体力の衰えを補っているか、或いは、若者が無茶をしがちかの、どちらか(恐らく両方)であろう。
 即ち、若者がはしごを使う時には、立てかけ方や乗る場所など、もっと注意深くする必要があるというのが、データから導き出される結論でように思うのだった。

 

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「理系増へ財政支援 文科省、中間層に給付奨学金」は、全くのムダ

 政府が、学生全体の35%しかいない理系の学生を、50%まで引き上げるための支援策とやらを発表した。

www.yomiuri.co.jp

 だが、個人的に言わせてもらえば、そんなことをしても無駄である。
 理系に人気がないとしたら、すべてに不利だからだ。


 まず、大学での勉強時間が、全く違っている。
 朝から深夜まで(下手をすると翌日も)、長時間の実験をやらないと、単位が取れなかったり、夏休みは殆ど実習で潰れたりする。

 ブラック企業、顔負けである。


 そして、卒業後の進路にも、不利な点が多い。
 メーカーなど、理系出身者が多数就職するような企業は、商社・マスコミ・銀行など、文系出身者が就職する企業に比べ、圧倒的に給与が低い。
 おまけに、メーカーに就職しても、常務以上の幹部は、人事経験者などの数少ない文系から選ばれることが多く、理系出身者は、工場長などの平取締役止まりだったりする。


 また、勉学を極めようと、博士号まで取ってしまうと、企業には殆ど就職できないと言っていい。
 企業が歓迎するのは修士までで、博士は歓迎されないのである。

gentosha-go.com

 大学で学んだことを生かそうと、大学や研究機関に就職しようとしても、門は限りなく狭い。

 運良く研究機関に就職できても、任期付きの仕事しかなく、来年も採用を継続してもらえるか、戦々兢々としなければならない。

president.jp

 ブルーバックスなどの著者の経歴を見ていると、様々な研究機関を渡り歩いていることが多い。
 優秀だから、あちこちに誘われるわけではなく、大抵は、3年ほどたつと職を失うのである。
 何しろ、日本を代表する研究機関である理化学研究所でさえ、終身雇用でなく、10年間で雇い止めを喰らうのだ。

news.yahoo.co.jp

 三角関数も理解できないような、文系の公務員に、「あなたは明日から来なくていいです」と言われるのだから、やってられないと思うのも無理はなかろう。

 ちゃんとした待遇さえ与えれば、大学における学費が多少高くても、優秀な人物は理系に進んでくれるのである。

diamond.jp

 それは、医学部の人気の高さを見れば、一目瞭然だろう。

 医学部の人気が高いのは、医者が儲かるからだ。

 なぜ医者が儲かるかと言うと、政府が医療費を高く設定している上に、その7割を支援する政策を取っているからである。
 そういった対策をせずに、大学の学費だけ支援しても、金をドブに捨てるようなものだし、それに乗せられて理系の大学に進んだ人間も、不幸になるだけだろう。

 

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送迎バスの、園児死亡事故に思う

 保育施設のバスに置き去りにされた3歳の幼児が、熱中症で死亡するという事故が、静岡で起きた。
 去年も、福岡で同様の事故が起きているが、なぜかその時よりも、大きな問題になっているようなのは、なぜだろう。


 さて、再発防止に、さまざまな意見が出ている。
 見守る専用の人をという意見が出ていたが、保育施設の人員に、それほど余裕があるとは思えない。
 それに今回の事故では、運転手だけではなく、派遣職員が同乗していたが、乗車を確認するチェックを、書き込み忘れているということだ。
 人間は、必ず易きに流れるし、毎日同じことをしていると、注意力が落ちてミスもする。
 事故の防止には、「人を増やす」とか、「再確認する」という、人間を中心とした対策は、成り立たない。

 機械を使って、人間のミスを補わない限り、事故は減らないのである。

 

 アメリカでは、エンジンを切るとブザーが鳴り響き、最後部まで行って解除しなければならないという安全装置があるそうだ。

 ただ、設置に数十万かかるということで、施設としては、なかなか踏み切れないだろう。

www.autocar.jp 子供に、クラクションを鳴らすように教えるというトレーニングをするという話もあったが、最近の車はエアバッグがクラクションについていて、とても子供の力で鳴らせるとは思えない。
 それに、子供は多少苦しくても、自分が危険だとは、なかなか思うまい。
 ちなみに、クラクションを鳴らすように教えるのではなく、クラクションにアンパンマンの絵を描くという案が出ていて、これには感心した。
 案の主は子供だそうで、なるほど、子供の対策を考えるときには、子供の声を聞くのも大事だと思った。

 

 さて、完璧な対策がすぐに考えられない以上、親としては、送迎バスを使うためには、自衛策が必要であろう。
 そこで考えたのが、子供用のスマートウォッチである。
 子供の脈拍などを監視し、命に関わるような異常が起きたら、親のスマホに、GPS信号と通知を飛ばすのだ。
 現在のスマートウォッチは、電池が数時間くらいしか保たないそうだが、操作はできないようにして、いざと言うときだけ動くようにすれば、数倍は保たせられるのではないだろうか。
 多少は高価になっても、自分の子供さえ助かるものならと、購入する親は結構いると思うのだが。

 

国葬案内状をテープで修正して、どこが悪い? いっそのこと、オンラインで

jp.reuters.com

 安倍元総理の国葬において、出欠確認葉書の返信の締切日を、テープで修正したことが、ちょっとした話題になっている。
 記事では、事務作業の混乱ぶりがうかがえると、批判的なコメントになっているが、どこが悪いのか、甚だ疑問である。

 

 資源を無駄にせずに再利用した上に、印刷所に不要な仕事を増やさせなかったのだから、褒められてもいいと思う。

 もしテープで修正せず、わざわざ新しい葉書を印刷したなら、間違いなくこの記者は、「修正すればすむことなのに資源を無駄にした」と、批判的な記事を書くに違いない。

 政権の混乱ぶりを挙げつらいたい気持ちはわからないではないが、そんな下らない記事ばかり書いているから、いざというときに、ポイントを外した記事しか書けないのではとさえ、思ってしまう。

 

 そもそも、出欠確認を、葉書でやる必要はあるのだろうか。

 それこそ、デジタルで、スマホに一斉送信すればすむことの筈だ。

 国会議員が、デジタル化時代についていけるかどうかを、見極めるいい試金石になるという気がする。

 

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